世界で一番大きい巣をつくるシャカイハタオリ Sociable Weaver

シャカイハタオリ

サイズはスズメ位の小鳥ですが、集団(最大500羽と)で共同の巣を作る、それも世界最大の巣をつくるという鳥です。なんと、その重さは1トンにもなるそうです。わかりやすく言うと、巨大なマンションをみんなで作って共同生活をおくる鳥たちということです。

キリンとの大きさを比べてみてください。大きな巣でしょう。

この鳥は、アフリカの南部に位置する国、南アフリカと、その左上に位置する国、ナミビアに生息しています。この巣の大きさは、かなりなものです。

大きさだけでなく、実際に目にすると、その巨大な巣に集団で生活している鳥たちが、ひっきりなしに、けたたましく鳴きながら、出たり入ったりしていることにも驚きでした。

そして、この巨大な巣をよく見ていたら、巣に足が引っかかって、動けなくなり死んでしまった鳥が巣からぶら下がっているのをみつけたことがあります。乾燥していました。巨大共同住宅では事故も起こるようです。

でもその近くを気にせず、シャカイハタオリはばんばん飛んでいます。

またこの巨大な巣は、他の鳥や小動物に使われることもあるようです。以前、アフリカワシミミズクという50㎝位の比較的大きなサイズのフクロウが、巣の中にいて、見つけた本人と私達、そして隠れていたのに見られたフクロウ自身も驚いているようでした。アフリカワシミミズク

そして、もうひとつ、ナショナルジオグラフィックの記事にシャカイハタオリの面白い記事をみつけました。

『巨大な共同住宅の建造および維持に「攻撃的な監督者」が貢献しているとする研究成果が発表された。監督役の鳥が巣作り中の鳥を監視し、怠け者を見つけては罰を与えているというのだ。』まるで人間みたいです。興味ある方、ぜひその記事も読んでみてください。→こちら

 

 

 

 

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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