サバンナヒヒ Savanna Baboon サファリで最も出会えるサル

おっぱいを飲むサバンナヒヒ

タンザニアのサファリでは最も出会いやすいサルで、現地でしばらくすると、「またバブーン(Baboon)ね。」と素通りされてしまう動物です。

写真の仔はまだ乳飲み子なので可愛げがありますが、成獣はいかつく、人気がないのも仕方ありません。

でも、よく出会える動物というのは、見る回数がおおいので、様々な成長過程の個体に出会うチャンスがあり、そういう点で興味深いのです。

実は、このサル、生まれてしばらくは、ニホンザルみたいな白い顔をしていて、とても可愛いのです。親と似ても似つかず、初めて見た時はびっくりしました。

大きな群れだと100頭以上で生活しているサバンナヒヒですが、道路脇でおそらく家族単位だろうという5頭前後でくつろいでいる姿をよく目にします。

サバンナヒヒ

人間的な動きもするので、フォトジェニックで、そういう意味では見ていて私は飽きません。

赤ちゃんを、少しだけ体の大きい子ザルが世話をやいている風にいじっていて、それをもう少し大きいお姉ちゃん風の子ザルがさらに見守り、お母さん、またはおばさん?サルは必ず一緒にいて、大きな音がしたり、何か不安な要素があると赤ちゃんサルをさっと隠します。みなで赤ちゃんを大事に守っているのがよくわかります。動物の世界では、子供が大事にやさしく扱われています。

サファリは、珍しい動物を追いかけるばかりが全てではありません。

その生き物の生活の様子を垣間見て楽しむ「スローサファリ」なら、子供から大人まで誰もが楽しくサファリを過ごせると思います。いえ、そういうサファリの方が、より楽しめるでしょう。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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