長野駅から長野電鉄に乗り30分強で行ける町が小布施(おぶせ)です。
学生の頃、20数年前に母と二人で訪れたことがありますが、今回、岩松院(がんしょういん:葛飾北斎の天井絵「鳳凰」図があるお寺です)への道を歩いていたら思い出してきました。この町、歩くのがお好きで、天気がよっぽど悪くなければ、歩いていてとても気持ちのいいところです。
前回はリンゴがたわわになっている畑が美しかった頃でしたが、今回はウメが盛りで、梅と共にフクジュソウやオオイヌノフグリがきれいに地面に咲き、初春の小布施歩きが楽しめました。
今回は、私の両親と娘の4人旅行になりました。私の退職お疲れさま旅行を計画してあげる!と張り切っていた旅好き、温泉好きの姉が仕事でドタキャンとなり、旅の計画を立てた本人は不参加、私のお疲れさま会は泡と消え、親孝行旅行に変更となりました。
「モンブラン朱雀(すざく)」をぜひ食べていきなさい!と教えてくれたのは、小布施駅の中でキルトをされている方でした。
小布施は栗と葛飾北斎(かつしかほくさい)が有名です。
北斎の作品収蔵された「北斎館」近く、栗のお菓子屋さん「小布施堂」の敷地内に、カフェ・エントツ「ENTOTSU」はありました。
「モンブラン朱雀」専門店で、朱雀モンブランと飲み物のセット1500円しかありません。営業時間も12時~16時の短い時間です。席も1階と2階の全部で30席はないような小さなカフェです。でも日当たりがよくて、気持ちのいい空間でした。
飲みのものをコーヒー、紅茶、リンゴジュースから選び、後は待つだけです。
あまり甘いものが得意でない自分ですが、栗は大好きです。ちょっとワクワクしていましたが、かなり大きめのサイズに、待っている間に不安になってきました。
結論から言うと、アイスの上にモンブランが贅沢にかかっている、スイーツです。実はアイスもあんまり好きでないのですが、全体的に甘さが控めで、美味しく食べられました。
栗はカシスとの相性がいいとの説明と共に、お皿にカシスソースが載っていました。さすが小布施、栗のことに詳しい! モンブランの栗は、栗の香りがちゃんとして美味しいと思いました。
値段はそれなりにしますが、ここまで来たらオススメです。
栗は好きですが、和菓子のような羊羹系は苦手な自分にはピッタリなお菓子でした。でも、もう少し小さいと、また食べたいという気になります、やや大きすぎです。昼食代わりに食べるのなら問題ありませんが、食後には食べられない量だと感じました。
別腹をもたない私です。でも、美味しくいただきました。教えていただき感謝です。地元の方のオススメは、素直にきくのが、旅のコツだと思います。