ブラジルの鳥図鑑の表紙に描かれる鳥、スミレコンゴウインコ。
大型インコの中でも、最も大きく、世界で一番を誇る大きさ。
全長、約100cm。
青くて美しかったせいで、ペットとして大量に捕獲され、
また牧場の開発等で、大きな樹が切られ、
巣として利用していた木の穴、樹洞が激減して利用出来なくなり、
1980年代に1,500羽まで数を減らし、絶滅しそうになった。
でも、主食としていた実のヤシノキを保護、
捕獲禁止などの保護活動がうまくいき、
1990年代には、5,000羽ほどにまで復活。
ブラジル・パンタナールの象徴的な生き物として、
アイコンとして使われるようになった。
実際に、現地で、
このインコの絵がモチーフにされた手作りのお土産品をたくさん見た。
そして、私も一つ買ってしまった。
この青くて大きなインコは一度見てしまうと、
鳴き声は他のインコと同様、
いやそれ以上にけたたましくうるさかったけど、
ほぼ全身が青く、
尾羽等の一部に、黒い羽があるのもまた美しく、
魅せられる鳥でした。
図鑑の絵や写真で見るよりも
実際に見た方が、
どんな鳥でもずっと美しいし、
印象的なことは多いのですが、
この鳥は特にそう感じました。
パンタナールに行けば、
見るのは難しくない鳥ですが、
早朝、真昼間、そして夕方と
いずれも光の条件が難しくて、
そのブルーの色味を美しく撮ることは叶わず、
ジャガーと共にまた出会いにいきたい鳥です。
下の写真のように、ペアでいるのをよく見ました。
パンタナールには2回訪れましたが、
図鑑にあるような、2、30羽の大きな群れには、遭遇しませんでした。
撮影日:2015年9月2日
撮影場所:ブラジル・パンタナール