【今週の1枚】絶滅危惧種 クロサイ ナミビア・エトーシャ国立公園 激減の理由

初めてナミビアに行った年、エトーシャ国立公園で、

タンザニアのンゴロンゴロで毎年見るのに苦労するクロサイが、

突然あらわれ、ズンズン近づいてきて驚いた。

夕方とはいえ、まだまだ明るい時間帯だったのでそれもびっくりした。

カッコよくて、見惚れた。

動くクロサイ。

水場を横切り、草の生えた場所をすぎ、

全身をどこにも隠すことなくあらわにした。

悠々と動いていた。

主に木の葉を食べるクロサイ。

地面に生えた草をメインに食べるシロサイよりも体は小さく、

口の形は、枝についた葉がたべやすい様におちょぼ口。

おちょぼ口なせいもあって、

顔はカッコいいという感じではないけど、

クロサイらしい、ちまっとした顔。

2年後に、再訪した時に、

またクロサイに会えることを楽しみにしていた。

そのことを口にしたら、

ここのサイは激減してるから難しいかもよと。

エトーシャ国立公園は、

広大で密猟が防げないと説明された。

セレンゲティ国立公園が、東京、千葉、神奈川、埼玉の面積と同じ位の15,000㎢弱だけど、

その1.5倍はある。

公園は、

ナミビアの首都、ウィントフックからも遠い。

入り口までは、400km強だから、

4、5時間で到着する、

決してアフリカ的、距離感から行ったら遠くないけど、

公園内の移動はさらに時間がかかる。

だから連絡があってから取り締まる人がかけつけても逃げられてしまうという話を聞く。

4回この公園に訪れた。

クロサイには他の時もあっているが、

オープンな感じで出てきたのは最初で最後だった。

危険な目に一度でも遭えば、

人目を避ける様に生活する様になるのだろうか?

わからないけど、

今も、元気で生きていることを望んでいる。

【撮影場所】ナミビア共和国 エトーシャ国立公園

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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