ドヤ顔に見える 求愛給餌 直後のメスのギンガオサイチョウ⁈

全長(鳥のくちばしの先から尾羽の先までの長さ)が、

75cm程もある大型の鳥で、かつ大声で鳴く、ギンガオサイチョウ。

くちばしが大きく、顔に愛嬌があり、鳥が特に好きでない人でも、サファリ中に見たら高確率で人を魅了する鳥。

くちばしの上に「カスク(Casque)」と呼ばれる突起があり、それが特徴的。

オスが大きくて、メスが小さい。

写真の個体は、カスクが小さいのでメス、オスはざっくり2倍以上大きいカスクが上のくちばしにある。

カスクは、くちばしと同じ材質、ケラチンというたんぱく質でできている。

硬いが中はスカスカなので重くはないというが、

見た目は大きなくちばしと相まって重厚感たっぷりだし、オスは少なくとも重そうに見える。

カスクが大きい方が、メスに選ばれるので、大きいに越したことはなさそうだ。

実は、この鳥、2月頃が繁殖期なせいだとは思うが、

オスメスのペア、2羽でいるところをよく観察でき、

ラブラブな様子を見せつけられる。

2羽で、羽繕いを長いことしあって、されている側の気持ち良さそうな顔が見える。

かつ、オスからメスへ食べ物を渡す、求愛給餌の行動も他数回見ている。

比較的、個体数が多いのもあると思うが、同じくらい見かける鳥でもそれほど求愛給餌は見ないからたまたまというより、

頻繁にメスに愛情表現を繰り返すのではないかと推測する。

一度つがい(ペア)になると終生、どちらかが死ぬまで添いとげる種なのも関係しているのか?

シャイな鳥ではないようで、結構、見えるところで、いろいろしてくれるので、観察者にとってはありがたい鳥。

ただ、生育環境が樹林帯なので見にくいことも多いが、タイミングがあって、時間をかければ、

その生態をサファリ中の短い時間でも垣間見させてくれる鳥だ。

写真のこの鳥はメスで、

実は、この樹洞の中にオスもいる。

左下の白いものは、オスの一部だ。

サイチョウは、卵を生み温めるときは、樹洞の穴をふさいで、

オスがメスに餌を運ぶ、特殊な子育てをする。

この木は、かなりの大木で、そして見ての通りかなり穴が大きいので、

全部ふさげる感じではないので、別のところで繁殖はしたと思われるが、

この時、この2羽はこの場所を物色していたはず。

キツツキの仲間が、オスが作った巣穴をメスが物色してどうするか決めることをするが、そんな感じではなかったろうかと。

その前にオスから、メスへ木の実の求愛給餌があって、

メスがそれを食べる前に、くちばしに未だくわえている様な時に、

私たちがちょうどやって来たのではと思う。

そんなことを考えると、メスの顔が優しい感じのドヤ顔に見えてくる。

「どう、いいでしょ、彼からの贈り物。見せてあげるけど、邪魔はしないでよ。」という感じか。

大きなくちばしは器用に動き、

木の実を枝からもぎ取り、

上に投げてから食べる、それがサイチョウ類の食べ方で、

人がポップコーンを手で上に投げ、瞬間的に顔を上げて食べるあの様な動きで食べる。

当たり前かもしれないが、くちばしで何でもし、木の実を、器用に渡し、受けとる。

人の私が見ていると、よく落とさないなぁと感心するが、落とすわけないでしょと言われそうな気もする。

アフリカにはサイチョウの種類も多く、30種近くいる。

大きいのから小さいのまで、

そして地面を歩く方が得意な種もいる、しばらく前に日本の河川敷を歩き話題になっていたミナミジサイチョウもその一種だ。

地面を歩くから、ジ サイチョウ。

書いていたら、ギンガオサイチョウに、また会いたくなった。

撮影地 2月12日
撮影場所 タンザニア・マニヤラ国立公園

この記事を書いた人

橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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