全長15cm程度の小型のインコ、
キエリボタンインコは、ペアの仲がいい。
繁殖期以外は1羽で行動する種、社会性があり常に群れで生活する種など鳥はいろいろあるが、
キエリボタンインコは、ある程度の群れでいて、
かつ常にペアの関係性が強いと観察してて感じた。
夜明けとともにサファリに出かけた早朝、
まだ太陽も上がらず気温が低い時のキエリボタンインコは、
樹に実がなっているかの様に、2羽ずつペアでとまって、体を膨らませて羽繕いをお互いにしてる。
されている方はまぶたを閉じて、
鳥独特の気持ち良さそうな顔をしている。
そして、ペアでない1羽の個体も散見する。
写真は、午後に公園ゲート近くにある建物の屋根の上だが、
水場や、鉄筋パイプで組んだ建物がそばにあり、
そのパイプの中を使っている様で、パイプのはしから出入りを盛んにしていた。
屋根とパイプとアカシアの樹の3カ所をウロウロしていて、
とても見やすく、可愛かった。
そこでも、羽繕いをして、ペアがよくラブラブしていたが、
そんな仲を邪魔したくて、横入りしてくるというか、ちょっかい出す個体が結構いた。
オスメスが同じ色の羽色なので、
見た目では、雌雄はわからないが、
なんとなく、オスが邪魔に入っている様に見えてしまう。
邪魔に入る個体は、しばらくペアがイチャイチャしてるのを見て、
突然割り込み、そして追い返され、また近くに居座るか戻るというパタンが見てると多かった。
僕も仲間に入れて! の意思表示⁈
若い個体が、成熟個体のペアに邪魔しに入っているのか?
愛⁈、スキンシップを求める本能が故に、いってしまうのか?
カップルは邪魔しに来た個体を執拗に追い立てたりはしないので、
その行為は若い個体の練習で、成熟ペアはそれを許容しているのかもしれない?
それとも、邪魔されたことなんて気にも止めてないのかもしれない。
そんなことを真剣に考えてみた。
きっとこの瞬間も、そんなことしてるに違いない。
撮影日 2月5日
撮影地 タンザニア・タランギーレ国立公園