「鳥さんぽ」のプログラム充実のため、あえて日曜日の午後に、娘を連れて行ってきました。鳥に出会うなら午前中のがいい状況と一般的には言えるのですが、参加を検討される方は皆さん忙しいので、最初の一歩は、制限なく参加しやすい希望の時間にできたらいいなぁと常々考えてはいたので、前回、非常に混んでいたのに問題なかったので、週末の午後を改めて試してみました。
「鳥さんぽ」を初めてする方にざっくりお伝えすると、一緒にお散歩しながら公園2カ所を訪れ、鳥の存在に気づき、自然への感度を増すお手伝いをするプログラムです。参加された皆さんはおよそ2つの大きな変化を感じられていて「鳥の声が聞こえる様になった、鳥が見える様になった。」と「リラックスできた、気持ちがよかった。」というものです。
鳥の鳴き声に集中することは、いろんな効果があります。まず、鳥への心理的な距離がぐっと縮まります。野外で集中して音をひろうということは普段しないので、慣れないことに集中し、鳥の声だけでなく、風の音、葉のこすれる音など常にはキャッチしない自然の息づかいのようなさまざまな音にも気付くことができるようになります。
そんな風に聴くことに集中しているうちに静かに心が鎮まるので、心身ともに落ち着いてきて、真にリラックスできるのではと私は考えています。疲れた時のマッサージや運動などはリフレッシュになりますが、時にちがうものを試したくなった時に思い出してくださったら嬉しいです。自然とつながることは、心と体の解放、リラックスに必ず重要になってくると私は確信しています。
というわけで、鳥に興味があって、自然の中でリラックスしたい、する方法を体得したいという方におすすめなのが「鳥さんぽ」です。
前回訪れた3月末の桜満開の大混雑時から10日以上が経ちましたが、まだ咲いている桜もちらほらあり、そしてほかの花もよく咲いているので、チョウもよく目にし、まさに春爛漫という雰囲気。入園者数は平日に比べたらやはりずっと多いけど、14時を過ぎていたので比較的しずか。でも、いつもの鳥たちは動いていて姿を目にすることができました。前回の時も思いましたが、週末でも午後でも、いつ行ってもよさそうです。
娘はというと、カメラでの撮影が楽しいようで、ずっと撮っていました。「鳥は、目では見つけられるけどファインダーには入れられないから、撮影は無理」と少しがんばったものの、すぐに植物へ被写体が移り、少し強めの光の当たる花や植物を撮っていました。途中、カルガモが近距離でゆっくり撮れたのは楽しかったようでした。撮影方法を時々おしえていたら「これからも教えてね」と珍しくリクエスト。
マンツーマンまたは少人数で「鳥さんぽ」はご案内しますので、希望があれば撮影方法などもお伝えできると今回気づきましたので、一眼、スマホどちらでもリクエストありましたらお知らせください。撮影が好きな方は、そういう時間があった方がより楽しめるのかもしれませんので相談してください。
今回は、チョウが多種飛んでいたので、帰ってきて図鑑でチェック。アゲハチョウ、ツマキチョウ、シジミチョウの仲間、そしてベニシジミと思うけど確信持てないなぁと図鑑を読んで、きっとそうだと思えたのが、以下の説明。
ベニシジミ
「草花が咲く明るい草地で多く見られる。飛びかたは敏速だが、長距離は飛ばない。オスは地上近くの草葉の上で見張り型占有行動をしメスが来るのを待つとされる。」タンポポの頭花にずっとくっついていたのを今回目撃。
ちなみに私の使っている図鑑はハンディなこの図鑑。昆虫は苦手な時期が長く、まったく詳しくないが、よく名前を聞かれる生きもので困ることが多い。そんな私に旅に持ち運びしやすく生態写真で、使いやすくわかりやすい図鑑はこの辺りと紹介していただいたもののうちの一冊。
またルート上にある、体に優しく、おいしいドイツのスイーツやパンのあるカフェを開拓できたのも収穫でした。
そんなこんなで、今回は娘の写真ですが、鳥さんぽコースで撮影された写真です。雰囲気を感じていただければと思います。ご興味を持っていただきましたら、こちらから詳細をどうぞ。→→→鳥さんぽ
春の楽しい、日曜日の午後になりました。皆さんも、これからの季節、暑くなる前におさんぽおすすめです。