あっという間の最終日を迎え、朝の観察を終えたら次の観察地に移動となる朝。
この日は、歩いての散策。毎日鳴き声だけ聞いていた、ギボン、ヒガシボルネオハイイロテナガザル(Norhth Borneo Gibbon)をやっと観察。寿命は35〜45年くらい。
ロッジの敷地内をテリトリーにしてる家族は、もう13年ぐらいここを拠点としている。2020年に産んだ子は育たなくて、今年久しぶりの子供が生まれて育っていると聞いた。
テナガザルだけあって、手が本当に長いし、可動域が広い。朝起きて、食べて、前の日に雨で濡れたから、木の上に上がって体を干していた。
そして、時折り、突然、鳴きながら移動する。
少し離れた木にジャンプする時は、若干の躊躇はあるように見えた。落ちたら死ぬ高さだし、オランウータンの子が落ちて死んだことがあるのは書籍で読んで、やっぱり失敗はあるんだと。大型類人猿とはまた違うだろうとは思うけど。
テナガザルは、尾がない。お尻を見て、あ!っと思う。樹上生活者は長い尾でバランスを取るから必須かと思っていたけど、長い手があるから問題ないのだろうか。
30メートルぐらいの木の上にいる生き物の観察は首が痛い。けど、自分が頑張れば良く見える近さにじっとしていてくれるのは嬉しい。
ロッジの敷地内に普通に生えている草は、よく見ると日本で売られている観葉植物に見える。
木についているシダもかっこいい。植物は詳しくないけど、見るのは好き。そして先生はいるので、すごく気になった時は、確認したりもする。時々、急にはまって調べるのも楽しい。
急に青い鳥、出現。マレーシアヒメアオヒタキ。
貸してくれた長靴。時々水漏れするけど、ドロドロエリアやヒルエリアに行くときには大事な相棒。ありがとう。
敷地内に建物のビジターセンターみたいな保護区の案内がある。ボルネオ島(マレーシア)の最後のサイはここの保護施設で亡くなった。9月22日は世界サイの日だと、このとき初めて知る。
ガイドに、サイの歴史が知りたかったらこれを後で読んでと言われてとりあえず写メしたけど。
3泊した宿、24時間電気は使えるし、お湯もでる、いつも快適。ファンもクーラーもある。
保護区にはゲートの門はあるが
ミズオオトカゲは、ゲートの外で道路横断中に会う。
この日は、空港までガイドが送ってくれた。いつもよりオシャレな彼。またね、ありがとう。
3泊4日の間を、朝観察→休憩(昼寝)→昼食→休憩(昼寝)→夕方観察&夜観察→夕食→睡眠と規則正しく、疲れて気絶するかのように眠れたお陰で、日に日に元気になったのが奇跡的。毎日の出会いも奇跡的な、神様からのプレゼントのような毎日でした。
そして、空港で車を乗り換えて、道路工事渋滞と祭日前の渋滞を抜けて、次の目的地へ。