タンザニア自然の旅 写真紀行 2024年2月No.4 タランギーレ国立公園の朝

タランギーレ国立公園は、バオバブなどの巨木と動物のいる景色が、眺めているだけでとても美しく、鳥も多くて大好きな公園。

テントタイプのロッジには、ウシの仲間だけど、小鹿のように見えるディクディクが今回は子供を連れて出てきていた。大雨で、季節の進みが早いのは感じたけど、ディクディクの子供を見るのは初めてで朝から驚いた。

中央より少し右に写っているのがディクディク。
右に2頭でいるのが親子で、大きい方が小さいけど成獣。子供もそれなりにしっかりしてたから生まれてからだいぶ日が経っていそう。

用事があって、ロッジが並ぶ道を何往復かしていた時に出会った子たち。朝、少し明るくなったくらいの時間帯は動物たちがよく動いている。iPhoneで撮影。

「サファリに行かなくても、ロッジにいた方が見られたんじゃないですか?」と帰ってきた時に、立て続けに小動物が出て参加者にこの日の朝にそう言われたが、ロッジの敷地内をうろうろしていても、それなりに出会いはある。ゆっくり撮影したい人はその方がいいかもしれないけど、やっぱり朝のサファリは出かけて、行く前と帰ってきてから忙しいかもしれないけど、うろうろするのをおすすめする。動物に出会えるチャンスは本当に限られている。

この公園の朝焼けは美しい。毎回全然違うけど、ガスってる時や、雲が多い時などは特に美しく感じる。この写真だとそれほどでもないけど、リアルは違う。

ゾウが歩く速さは、かなり速く、狙って撮影するけども、ちょっと間に合わなかった一枚。この写真の空のように水色と朝焼けのサーモンピンクの2色が、そしてバオバブの緑色と茶色が美しい朝でした。

サファリですが、この日の朝はゾウが遠くに見えるくらいで、鳥を見る朝になりました。撮影できたものでご紹介します。

カミナガシャコ いつもはたくさん出会うけど、今回は出会いがほとんどなく、こんな写真しか撮れなかった。サファリカーで追い立ててしまったようになってごめんなさい
クロガオサケイ 砂の鶏と書いてサケイ。乾燥したところに適応しているが、水を求めて長距離移動もする。この顔がオス。
朝早くて、まだ体をふくらまして、保温中。アフリカの朝晩は昼間との温度差もあって冷える。
右がメス 顔が黒くない。大抵、オスの方が、模様も色も派手なことが多い
サファリカーのタイヤ痕との比でサイズを感じる。道路際、もしくは道路上にいて目にとまるサイズの鳥だし、よく見たら美しい鳥だけど、全く気にもしないサファリカーがほとんどなのは残念
アフリカアオゲラ ヒゲまで赤いキツツキはここに2種いる。もう一種はシマアフリカアオゲラ
でも、胸の模様が、点々なのがアフリカアオゲラで、縦ふなのが、シマアフリカアオゲラ
きれいなオスでした
それにしても、今回は地面に降りる鳥がいつもに比べて多くて、不思議でしたがこの鳥もそう。タンザニアで地面にキツツキが降りてるのは見た記憶がなかった。地面に美味しいものがあるのか、樹に虫がいないのか?
朝のブワッとしている、ライラックニシブッポウソウ 朝日を積極的に浴びているように見えました
正面顔はこんな感じ
望遠レンズだと近すぎますが、iPhoneで撮るといい感じ
アフリカソウゲンワシ 現地で最もよく見る猛禽 でも似た種がいて、ゲイプ(口角の黄色い部分)の長さが目の位置よりも長い種は、ソウゲンワシ。これらより10センチほど体長が小さいアシナガワシもパッと見はこんな感じ。アフリカは空間が広いし、鳥との距離感によってサイズ感の違いは正直私にはわからないけど、近い時は識別も頑張ります。この個体は雰囲気のいいところに止まっていたので採用。大抵、地面にいる。
ツメバガン 翼のところに爪があるのでその名がある 体長100cmと大きな鳥で、遠くの木にいたけど、すぐ気づいた
こっちを向いたこの写真で、オスだと確信する。顔の赤い部分が少しツノみたいに膨らんできている。雄はもっと大きくなるからまだ亜成鳥のよう。図鑑を見ていたら一夫一婦制の鳥とのこと。
コブガモ 同じ木のさらに上に、コブガモもいて、名の通りコブがある雄でした。コブガモのコブは繁殖期の雄にだけあって、しかも非繁殖期は無い。出したり、引っ込めたりは大変ではないのだろうか。

ツメバガン 背中側からだと黒っぽい、正確には濃い緑色だけど。大きい鳥は遠くてもわかりやすくていい
コズアカコシアカツバメ 「小さい、頭の赤い、腰の赤いツバメ」という名がついているのだが早口言葉のよう。朝のサファリ最後はこの鳥
羽繕い中で、リラックスしてて
近距離なのに見せてくれました
川のそばの倒木に多数とまっていました
ここで引き返してロッジに戻り
ハイイロヒタキ だと思っていたけど、写真を拡大してみると目の上下に白いラインが見えてウスハイイロヒタキの若なのかもしれない? と確認していて思う。帰り道、ちょこんといて可愛い鳥だったけど、悩ましてくれます。

6時38分にロッジを出発し、8時23分にロッジに戻る。駐車場で、車を降りた直後にコビトマングース、ディクディク、リス、アカハシコサイチョウと続々と現れ、そして顔見知りのポーターがアフリカコノハズクの場所をおしえてくれ、しばし観察。

アフリカコノハズク いろんなところに出没する。テントロッジの支柱に来る時もあって、いつか自分のテントロッジに来ないかと本気で願っている
小型のフクロウ、体長17センチ
ロッジを出る際にも同じ場所にいました
目を開けることは無く、よくお休み中。夜行性です

リスはちょろんと出てきて、さっといってしまい 何リスだろう??
コビトマングース
コビトマングースはよく出会う動物なのに、今回はこの時だけでした。今年はいつもと全然違う年でした
食べ物を探してるので、私たちがいてもすぐには逃げません

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

アバター画像

橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

イベント情報

ただいま、オンラインで、zoomを使ってイベント開催中です。リアルなイベントは、様子をみながら再開を検討します。

国内で観察撮影した写真を見ていただき、その時の様子をお伝えしています。

みなさん、ぜひ一度お気軽にいらしてください。

生きものや自然、旅の話でおしゃべりしましょう。

Facebook Page

「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせと、世界の旅で撮影した写真があなたに届きます。