タンザニアから帰国! いつもと違った今年のタンザニア 2018年雨情報

昨夜、予定通りタンザニアから帰国しました。

今年のタンザニアはすでに雨が多いです。

最初から最後まで、サファリ中に水たまりというには大きすぎる、溜まった水が道路に多数あり、途中も時どき降りました。

お陰で、砂埃はホントに少なく、

暑すぎず、寒すぎず、

この時期、1月末~2月にかけて訪れた中で最も快適なサファリでした。

私がタンザニアに着いて、サファリカーに乗って、まずガイドに聞くことは、雨のこと。

「最近、雨はもうたくさん降った?」

ガイドは、毎年同じように、

「降り始めたけど、たくさんじゃない。」

と言う。

たぶん、真実なんだろうけど、毎年ほぼ一緒の答えで、よくわからない。

道路の脇に水がたまっていることは、そんなにない。

雨が既にたくさん降ったのが、車で走っていてすぐに気付いた。

いつも赤土の砂埃で茶色くなっている、ンゴロンゴロへの道路際の植物も汚れていない。

青々として美しい。

しかし、アルーシャ国立公園の湖の水はそれほど多くなかった。

フラミンゴも多くなかった。

でも道路に水があった。

セレンゲティでも。

そして、最後のタランギーレでは、川に水が多すぎて、

お目当ての鳥、クラハシコウはこの水の多さでは無理だと教わる。

アフリカで動物を見る際に、水って大事な要素。

川の水の多さ、少なさで、砂洲で繁殖するハサミアジサシが来たり来なかったり、

雨が多いとどこにいっても水が豊富なので、

普段は水が豊かな川に集まって来る動物たちが散ってしまう。

その結果、観察するのが難しくなる。

自然観察は、お天気にとても左右される。

それは身に染みてわかっているが、今回も勉強になった。

いつもと全体的に違う。

2月がトップシーズンのタンザニア北部。

でも、多少ずらしても、それほど変わらない。

観光客が多いとホテルの食事、ピクニックサイトのトイレ休憩、飛行機の予約、

どれをとっても大変だから

今年は、すこし早めに設定した。

でも、いつもより繁殖が早くすすんでいるのを感じた。

ヌーもトムソンガゼルも、生まれたばかりの子を多数見たし、

ヌーの移動が、すさまじかった。

一日いや数時間で相当進むから、たまたまかもしれないが、見える範囲の地平線が全部ヌーだった。

「地平線がヌー」という、名言が生まれた。

一部取り囲まれたことも過去にあったが、こんなにずっとずっとずっとヌーが遠くにまで見え続けたのは初めて。

幸いにも観察中に、前が見えなくなるような土砂降りには当たらず、

降った後にサファリをしているような状況の幸運に恵まれた。

ライオンの親子、去年生まれたという少し大きめの子3頭とくつろぐ母親の4匹を観察した。

雌ライオン2頭に、子供が3頭ずつひっついてお乳を飲んでいるのも見かけた。

6頭は今年生まれた子供達と聞いた。

ラブラブな2羽のダルマワシも見た。

12月に南アフリカで見てきた繁殖時だけ尾が長くなる鳥も

初めてタンザニアで尾の長い状態で見かけて写真を撮った。

過去に一回だけ見たけど、その後、見る機会がなかった。

渡り(季節で移動する鳥)も普段はこんなにいない、

メジロチョウゲンボウ、ヒメチョウゲンボウが多数いた。

ハンティングするサーバルキャットも見た!

雨のあとは、動物が動く。

木登りライオンも見た。

雨の降った濡れた地面を嫌がって登ることがあると説明を受ける。

普通、ライオンは木に登らない。

気持を新たにして行った今年のタンザニアは、いつもと違っていたが、

いつもと同じ景色が広がり、心が落ち着いた。

全ての出会いに感謝。

そして、皆さん無事に元気に帰国できたのがよかったです。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

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ただいま、オンラインで、zoomを使ってイベント開催中です。リアルなイベントは、様子をみながら再開を検討します。

国内で観察撮影した写真を見ていただき、その時の様子をお伝えしています。

みなさん、ぜひ一度お気軽にいらしてください。

生きものや自然、旅の話でおしゃべりしましょう。

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