写真の鳥は、アマツバメという仲間の鳥ですが、岩に張り付いています。よく見ると、鋭い細い爪が見えるでしょう。
この鳥、イグアスの滝の、滝をくぐったむこう側の岩場で営巣する鳥です。滝の向う側というのは、莫大な水量をほこるイグアスの滝に突っ込まないと行かれない、奥のことです。
もちろん、そんな場所には普通には行かれません。滝の上に行くだけでも相当濡れるのに、そんな場所にもし行けたとしても、私でもあまり行きたくありません。
写真を撮ったのは、イグアスの滝に行く手前の、もっと穏やかな水量の滝の近くです。こんなところで休んでる!と見つけて喜んで観察しました。
地味な鳥ではありますが、環境に対応して、敵のこない滝の向う側を営巣地にしているなんて、すごい鳥です。
アマツバメの仲間をこんなにまじかにじっくり見たのは初めてで、頭がくりっとしていて、作り物のおもちゃみたいに感じました。かわいいですよね。わかりにくいですが、滝の手前の黒い小さな影が、この鳥です。
写真のイグアスの滝は、相当濁っています。私たちが訪れる直前1週間、毎日毎日雨が降ったそうで、水は茶色く水量は多いしで、よく映像でみるイグアスの滝とは全く違って見えました。テレビや雑誌では、天気の良い、よく晴れた条件のイグアスの滝しか見れませんので、それはそれで、面白いと思いましたが。
今日は朝から久しぶりに雨が降り続き、雨つながりで書きました。