タンザニア自然の旅 写真紀行 2024年2月No.8 セレンゲティの午後

結果的に午後もセレンゲティでは、ネコ科動物に出会うことができず、不調に終わる。セグロジャッカルやハーテビースト、セレンゲティでしか出会えないトピには出会ったが、遠すぎて写真が撮れなかったので、この記録も鳥がメインに。リラックスしたキリンとゾウには出会え、帰り道に雨が雲からざーっと降っているのがよく見えたのが印象的でした。

「コピ」とよばれる、左手にある岩山がわかるように写真をわざと明るくしました。こんな場所がセレンゲティには多数あり、大きいコピには名前が付いています。このコピに来る肉食獣を探していました。今回は雨のせいで既に高く伸びた草丈で生き物を探しにくいので、コピのようなわかりやすい場所でないと動物の姿が埋もれてみつかりません。なのでコピでの出会いのチャンスは大変重要でしたが、残念ながらいませんでした。いつもコピはチェックしに来ますが、タイミングよく肉食獣に出会ったことは数回しかない場所です。だんだん記憶が怪しくなってきましたが、ライオンがペアで寝転がっているのと、ヒョウが岩山の上から顔を出していたことがあって、それは衝撃的で見つけて驚いたことがあります。
クリオオニハタオリ
ヒメハチクイ 水色のアイシャドウみたいな羽があります
ハチクイの仲間は一度飛んでもまた同じ場所に帰ってくる習性があり、観察しやすい鳥
イワハイラックス コピの岩山でくらす。大きいから気づくはずですが、知らないとスルーするかも?
群れでいることも多く、よく見ると顔も可愛らしい。ロッジの岩山にもいていつもは多数ロッジで出会えますが今年は私は何故か会えず。右上の個体の背中の白い線は、驚いたりすると白い花が咲いた様になります
大きさは、体長50センチくらい
テンニンチョウ 雄 繁殖期にオスのみ、羽が茶色から黒と白に変化して尾が伸びる。今回、こういうアフリカの繁殖期に大変化する鳥を「軽薄だと思う」と表現しているのを初めて聞いて大笑いしました。確かにいっときの見た目でかけひきをするというのは、そうかもしれないと。でも、そんな視点で考えたことがなかったので、面白かったのです
テンニンチョウ 「前から見ると腕の短い人に見える」と言った方がいて、それにもなるほどと思う
クリップスプリンガー これも岩山でくらす動物 コピの上に座っている写真ですが、日差しが強すぎて真っ黒にしか撮れず。でもいるところと、シルエットですぐわかるのですが
後で補正してこんな感じ。細い尖った角が特徴的。足の蹄が岩山の生活に適した形になっていますが、今回は見えず
コピがある以外は草原が続きます

ソーセージツリー 実の見た目がソーセージの様なので、その名前が付いています。時計の文字盤の9時の方向の枝に2本ぶら下がっているのがそれです。
遠くにゾウがたくさん見えてきました
食事中のようで
みんな食べています
かなり小さい仔ゾウ見えました
仔ゾウが2頭います
草丈が高すぎて、仔ゾウがいるとわかっていないと見えません
ヒメチョウゲンボウ 雌
キリン 中央のアカシアの木の右下 サファリカーも隠れてしまうくらいの草丈。草ぼうぼうなセレンゲティでした

遠くにいるキリンは、クレーン車の様にも見えます
ソーセージツリーと(マサイ)キリン
この木は実がたくさんありました。ゾウは好きで好んで食べますが、かなり固い実で、人は食べません。ナタを借りて割ったことがありますが、とても固く、白い実で、雰囲気は大根でした
アフリカソウゲンワシ
雲から雨が降っているのが見てわかります
こういう、雨が降っているのがわかる景色は日本だと西表島でも見ますが、自分はあまり他で見ていません

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橋場みき子

生きものに出会うために自然の旅に出かけてその環境の動植物を観察してメンバーと気づきを共有し楽しむのがライフワークです。自然の旅はリクエストに応じてご案内もしますし、自分が行きたい場所、出会いたい生き物の情報がが入ってくれば、声をかけて二人でも、いなければ一人でも出かけます。今年は新しい情報、人との出会いが多く違う世界が見えてきました。同じような感性の方と出会いたい。そのためにはどうしたらいいのか?を最近よく考えています。

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