タンザニア自然の旅 写真紀行 2024年2月No.11 ンゴロンゴロ保全地区 クレーターサファリ前半

前夜からの雷を伴う大雨で心配だった翌朝、朝日は登ったけどもクレーターは雲海の下で見えない。朝日はまぶしく明るいが、一抹の不安をかかえたまま出発。案の定、霧というより、もっと水分の多く含んだミスト状の中に入るようでしたが、そのうち晴れるだろうとは思ったし、ガイドもそう言うので、見える範囲でサファリをスタートし、そのうち晴天に。ドラマティックな一日でした。

ランチ前にはまた、わかりやすい雨雲が近寄ってきていて、キャンプサイトのトイレ休憩にギリギリ間に合い、雨は車の中でランチを食べながらやり過ごし、晴れてから少しキャンプサイトで散策して、それからまたサファリに再出発。至る所に大きな水たまりがあり、フラミンゴも近くにいるし、水鳥も点在。ライオンもやっと多数登場! なんとショベルカーの上で寝ている個体も。濡れた草の上に寝たくないから、最近はよくそこで寝ているそうですが、CAT社のパワーショベルの上にライオンがいるのはちょっと笑えます。

クレーターサファリの1日は、充実し、写真も多いので、前半後半に分けて一気に紹介します。生き物たちも、前夜の大雨の後、濃いミストにおおわれた朝、それからの晴れ間で、比較的よく動いていました。生態観察としても面白いものが見えましたし、親子やペアのアフリカオオノガンや、発情中のアフリカゾウ、普段はない大きな水場にたくさんのシギチドリなど、相変わらず草丈が高くて見つけにくいのはそうだったのですが、それでも出会いが沢山ありました。

部屋から撮影
朝食後にロッジから撮影 相変わらずクレーターは雲海の下
スズゴエヤブモズ 名前の通りいい声で鳴く 出発前にロッジの敷地内で、群れでいました

クレーターの反対側は晴れているけど
クレーターへの入り口に来たら、真っ白。晴れていれば、ここからクレーがーの全景が見え斜面の植物なども観察できる
キゴシオウゴンチョウ かなりレアな鳥。初めて見たかもしれないのによく見えない。霧が濃すぎて濡れるし、スワロフスキーの双眼鏡でもよく見えないし、カメラで補正してもやっとこのくらいで識別できた。黄色い羽に繁殖時に変わる種は滅多に見ない

クレーターをだいぶ降りてきたけど、先もよく見えない
ホロホロチョウも近くないと見えなそう
ホロホロチョウ 濡れて、青い皮膚が美しい
ミミグロハタオリ クレーターを降りてる途中に間近に止まってました
クリオオニハタオリ 巣と共に。新しそうな巣に見えました
視界がきかないので、見える範囲で探します。それでもすぐに、
ウサギが隠れていました
草に隠れて見えにくかったのですが、段々出てきて
警戒されてましたが、待っていたら段々落ち着き
耳もピンとされたりもしましたが
そのうち全身も見せてくれ
こんな感じにまでなりました
なかなか全員が見えるまで時間がかかったので、
いろんな顔を撮影
Smith’s Red Rock Rabit  だと思います
バラエリツメナガタヒバリ
鳥好きな人なら、ンゴロンゴロで見たい鳥の筆頭に上がると思うのですが、何せ大きくないし、背中向いていると茶色いし、見つけるとホッとするのですが、今回は早々に出現
頭を掻いたので、
本当にツメナガ(爪長)なのもわかりました
この個体、十分に喉に色が出ていると思ったのですが、この後、別の個体を見たらまだまだ最盛期じゃないとわかりました
胸もオレンジなんですけどね
アフリカオオノガン オス 首が太くなってるので、ディスプレー始めるのかなぁという感じの個体
草がもりもりで、かがむとオオノガンでさへ見えなくなります
アカガタホウオウ これも今回ンゴロンゴロで多かったし、ディスプレー飛行をよくしていました
ブチハイエナ 突如現れる哺乳類
全身が見えませんが、段々近寄ってきて
私たちを確認
でも、何かを追ってきていて
それはこちらには見えないのですが、道を横切り突然走り出し
また入っていってしまいました
草がぼうぼうで、ハイエナもよく見えなくなります
ヒメセッカ
他のセッカの仲間も出ていましたが、小さくて撮影が難しいので 撮れたものだけご紹介

 

チャエリヤブヒバリ
首や後頚の茶色い短い線の模様が特徴
チャガシラサバクヒタキ
ライオンが見えると言われて、ライオンが位置的に見えず、見えたのがこの鳥でした
でも後から来た2号車にそこに見えるよーと言われ
戻ろうとしたらこのパワーショベルの上に寝るライオンを先に見つけました
2頭完全に寝ていました
CAT社のパワーショベルに寝る大型ネコ科のライオン
言われたらすぐわかるのですが、案外気づかない
乗ると思ってないから、見ないとライオンはよく見えません。でも最近はよく乗るんだそうです
シマウマの子 シマウマの子供は生まれたては茶色っぽく、段々黒っぽくなります。この子供は顔だけやたら茶色い
シマウマ お母さんが草を食べるのを待つ子
起きてるライオンが出てきました。眠そうにあくびしてますが
陽炎が立つくらい天気も回復してきました

 

本日お初の動くライオン

 

ニシツメナガセキレイ

トイレ休憩のために、道を戻り
ピクニックサイトで休憩
クレーターを降りてきてすぐのところにある場所で、木陰になっています
サバンナヒヒ の群れがいて、子供が可愛いので激写
すっごく可愛い、と言うわけではないのですが
サルは表情があるので面白いです

生まれたばかりの子はもっとずっと黒くて、可愛いのですが、成長とともにいかつい顔つきになります
ヨゲンノスリ 私たちの休憩の前後にずっと同じ場所にいた 地面によく降りている猛禽
クラハシコウ ふと見たら、またいました
目が赤いのでオス メスは黄色です
この時、カメラの設定がおかしくしてて、ピントが合った写真が撮れず、あぁ
アフリカスイギュウ
アフリカオオノガン ディスプレー中 尾を上げ、首も頭もしっかり膨らんで羽が立っているので、フルディスプレー中です。距離があったのと陽炎でよく撮れていませんが、この状態の歩いている個体に出会えてラッキーでした

ヌーの親子 やっと撮れました
子供同士で遊んでいます
あまり見たことなかったし、可愛いなぁと思ったので撮影

トムソンガゼル 角が細いのはメスと子供

オスの角は大きくて立派 目の下の眼科腺も膨らんでる
いつもしない伸びを始めたので見ていたら
排尿はじめました。今回、なぜか色々見ることができました
雨が多いせいで大きな水たまりが沢山あって、それで水鳥が沢山いました。シギチの識別が苦手で、かつ写真もよく撮れてないので、この後、しばらくひどい写真が続きますが、ご容赦を
フラミンゴもいつも遠くにしか見られないのに近くに
ヨーロッパトウネン 中央の
サルハマシギ(左上) ニシトウネン(右下2羽)

 

エリマキシギ 頭が上がってる写真が見当たらず、、足もオレンジだし見たのは見たのですが
ニシトウネン 採餌に忙しく動いていたので、ちゃんと止まって撮れている写真がありませんでした
ソリハシセイタカシギ
の脚の色、美しい!
こんな色してたかなぁ
珍しく近く、写真もよく撮れたら色々わかることもありました
アカハシコガモ 日に当たって美しい

 

コフラミンゴ
採餌中で忙しい

日に当たると、ピンクがより美しい

ハシビロガモ 水色の羽が見えました
久々にここで会いました
アフリカクロトキ
イランド
オスの体色がグレーっぽく、メスが茶系だから、メスなのか? 一頭で来られると比較ができなくてよくわからないけど、一頭で歩いているなら、オスなのか??

とこの辺でちょうど半分ぐらいなので、一旦前半を終了。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

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国内で観察撮影した写真を見ていただき、その時の様子をお伝えしています。

みなさん、ぜひ一度お気軽にいらしてください。

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