ボルネオ自然の旅 ウンピョウを探す旅NO.2 ボルネオゾウ 単独オスに遭遇

早朝4時30分からのドライブは、まだ夜で、夜間観察と変わらない。当然だけど、だんだん明るくなり朝になるのが夜間観察と違うところ。でも出発時は、夜の空気感で1日に2回夜間観察をするスケジュールなんだと、実感する。

パームシベット
サイチョウ くちばしが開いている。今回は、サイチョウを見る回数が多くて、こんなふうに寝てるのも見られた
ミズオオトカゲ ほとんど垂直な感じで張り付いている様に見えましたが、楽な姿勢らしく、翌日も翌々日もここで見かけました
ずっと見ていたら、ちょっと首が動く

 

一番左の木にトカゲは張り付いていました
スンダエンビコウ 2羽同じ木に 500羽しかいない絶滅危惧種 こことキナバタンガン川では比較的出会える鳥 いつも遠いけど、今回は少し近い。でもまだ暗くて、写真は補正して色を出したけど、うーんもっと、よく見たいなぁと今回も思う
カラフルな顔まわり
ジャワハッカ
ハチクマ ここでは珍しいと

戻って朝食。

食堂から川を見ると、カニクイザルも朝ごはんして身支度中だった。

この日は変則的に、8時半からまたドライブに出かける。すっかり日は上り、日差しは暑い。

出発してすぐに、ボルネオゾウに接近。「パオン!!」と大きくひと鳴きされ気づく。驚いたし、私は怖いと感じた。姿は見えず、車で横を通り過ぎた際に「ここにいるよ!」または「近寄るな!」というような意思表示だったのか? しばらく車を止めて待っては見たものの、道路に出てくるわけはないよねと思っていたが、やっぱり出ず。

大きな黒いカザノワシが上空を飛んだのを見たくらいで、ロッジに戻り、休憩。

観葉植物で売られてるのは見るが、お庭のそれはとても元気でのびのびしてるように見える
ランチ後の明るい時間に出てきたヤモリ
嫌いなメンバーが誰もいないので、よく観察

Great Eggfly 今回のメンバーがみなさん虫好きで、旅の間中、話をずっと聞いていたら、帰りに蝶の図鑑が欲しくなり購入。表は紫の丸い部分がある蝶でしたがそれは撮れず。蝶の撮影は、暑い中、頑張れるかどうかと、追えない場所に飛ばれるとおしまいになると学習。

16時出発予定が、15時過ぎからひどく雨が強く降り出し止まないので、しばし雨まち。雨の降りが激しすぎて、出る気になれないというか、外に出られない程の雨は熱帯の雨。弱くなってから出発。

サイチョウが木に鈴なりになっていて、みな羽を広げて乾かしていた。最初、引っかかってるのかと一瞬思ったが、そんなわけはなかった

鳥たちがわかりやすいところに止まっているのがよく見えた。ウォーレスクマタカ、シワコブサイチョウ、カササギサイチョウ、カザリオウチュウ、ムジサイチョウ、カワリクマタカなど。彼らも雨が通り過ぎるのを待っていたのだろう。

雨の後は動物が動くよねという話をしていたら、ゾウ出現!

 

ボルネオゾウ アジアゾウ亜種 道路に出て、草を食べていた。強い雨降る中も食べていたのか、雨が止んだから食べに出てきたのか?

こちらに気付いてからも、しばらくは食べていた。静かに観察していたけど、道路の中に入っていってしまう。ドキドキの時間。しばし、幸運をかみしめる。ウンピョウにもこんな風に突然会えるといいなと思った。

私たちの後から来る人たちも会えるように、その場所から先には行かずUターンした。電話したので、しばらくしてすぐ車2台が来たが、1時間ぐらい粘ってやっと出会えたと後から聞く。雄の単独ゾウは、すぐ隠れてしまうので見るのがとても難しい。誰も声を上げることなく騒がなかっので、短い時間だったけど、急いで森に入った感じはなかったので、ゾウに感謝。

ムジサイチョウのペア なぜかこの鳥に私は縁が薄く、近い距離で出会えたことがなく、撮影もできていない
オオバンケン 大雨の後で乾かしているせいか、珍しくクリアなところに止まっているし、全く動かなかった
ムジサイチョウ 集まって寝る小型のサイチョウの仲間。顔の周りの皮膚が青い。これもかなり遠くの大木に見る
ヒガシボルネオハイイロテナガザル ここではギボンと呼ばれているが、遠くに見えたレベルで見る。本当に遠くてなかなか分からず

本命のウンピョウの手がかりが道路に!!

ウンピョウの足跡

2、3日前のものと言われ、それほど、その時は話すことはなかったが、後から「本当に数日前のものなのか?」という話でメンバーで談義することになり、答え合わせができないので、今回事情があってガイドしてもらう予定だったけど出来なくなってしまっった付き合いの長いガイドにメッセンジャーで後で質問した。

そして、ゲートのところまで行って、日没を待つ。去年と同じく、オオアカムササビがジャンプしてくれたが、予想外の方向に飛ばれて、よくみられず。

スンダオオコノハズク(和名はebirdしらべ)ボケボケ写真ですが、この時同じ場所で見たチャイロアオバズクも撮れてないので、記録として。小さなフクロウ類は見るのが難しいです。ムササビの後に観察。

日没を待っている間に、頭上をサイチョウ3羽がゴーっと音を立てながら飛んでいった。近いとすごい音。フクロウと真逆。

そしてこの日の帰り道は、パームシベットは出てきたものの、ベンガルヤマネコは出ず、写真もよく撮れずに終わる。しっかり観察できたのは、大型フクロウ。北海道のシマフクロウと同じく、魚を食べるフクロウなので、雰囲気が似ている。でも、ここではこのフクロウは多数いる。

マレーウオミミズク

 

 

 

ほとんどこちらを気にせず

おじいさんの雰囲気を感じた個体でしたが、なんとなく羽が全体的に短い気がして、幼鳥だったから、すぐに飛ばなかったのかな?

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

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ただいま、オンラインで、zoomを使ってイベント開催中です。リアルなイベントは、様子をみながら再開を検討します。

国内で観察撮影した写真を見ていただき、その時の様子をお伝えしています。

みなさん、ぜひ一度お気軽にいらしてください。

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