2日目もハイドからの観察。といっても、昨日の設備とは全く違うシンプルというか素朴というか、比較したらかろうじてハイドというレベル。イスもガイドが持参してくれた。でも昨日のハイドが良すぎたのでそう書いたけど、鳥から目隠しとなっているならば、ハイドはハイドで気にならない。2ヶ所のハイドで探鳥したが、1ヶ所目は待っても来ないので、周辺の木々にくる鳥たちを見て、その後移動して、2ヶ所目のハイドで椅子に座りながら、やってくるのをひたすら待つ感じ。標高1900mほどのエリア。
鳥が来ない間は、違う生き物を見つけたらそれを見るか、全体的に景色をぼーっと見ていて動くものを感じる、または無になるというかその場の空気になじむような感じで待っていましたが、大雨が来そうでお天気が怪しくなり、お昼過ぎにギブアップして、ランチ後に大きく移動。
1ヶ所目のハイドとその周辺で観察した鳥
ゴシキドリが同時に2種出て、しかも葉陰でなかなかよく見えないが故に、見ているものが違う鳥を話していて、状況把握するまでに混乱するということが起こりました。
ミナミムシクイ Mountain Leaf-Warbler 頭に黒い3本線
ボルネオモズヒタキ Bornean Whistler 固有種 黄色い前日出たけど見れなかった鳥
ボルネオクリミミチメドリ 群れでくるが、動きが早くて見るのも撮影もつらい鳥
キバラウグイス(現地では、旧名のスンダムシクイと言いましたが、名前が変わっていました) Sunda Bush-warbler
ヤマゴシキドリ Mountain Barbet 頭赤い 写真あり
キエリゴシキドリ Golden-naped Barbet 青と緑と黄色の3色のゴシキドリ
ボルネオシラガオナガ Bornean Treepie 固有種 親子で
ボルネオコノハドリ Bornean Leafbird 固有種 羽が水色 樹の中の葉かげをどんどん動いて写真が撮れず、残念。でも、水色の美しい羽は確認。
ボルネオアナツバメ Bornean Swiftlet この場所でブンブン飛んでいたのはこの種 ガイド曰く、見た目は一緒だから標高が高いからこの種とのこと
ハジロマユヒタキ Little Pied Flycatcher ♀ ハイドから移動しようとしたら来た
アイイロヒタキ Indigo Flycatcher
2ヶ所目のハイドで観察した鳥
2ヶ所目は、9時過ぎから、3時間半くらいじっと座って、待ちの観察。ハイドの近くの木に白い着生ランも。
ムネアカヒタキ Snowy-browed Flychatcher オスが青い体に白い眉、メスが地味目だけどどちらも可愛いサイズ感とカラーリング。どちらもバラバラによく出てきてくれました
チャバネガビチョウ Sunda Laughing-thrush
ボルネオチャガシラガビチョウ 鳴きながらよく現れました
ボルネオミヤマテッケイ Red-breasted Hill Partridge 群れでたくさん
アカガシラシャコCrimson-headed Partridge の出現を待っていましたが、鳴き声は近くにするけどまだ上がってこず、大雨が来そうだったので諦めて帰ることにし、車が見えた頃に降り出す。降り出したら、一気に強い雨になったので、ギリギリセーフ。キャンプ場のトイレでトイレ休憩して、標高を下げて食堂へ直行。
ランチ
ナシゴレンシーフード(海鮮炒飯)をランチに食べる。食べるところも、選択肢のない場所が今回の旅では続き、ローカルな人しかいないお店で、各々好きなものを注文したのですが、ご飯ものは量が多めで、麺類は適切な量だということが、だんだんわかってきて、面白かった。お米が安いから? 麺が高いから? それとも文化なのか?
ランチ後、建物についていた鳥の巣3種を確認
ハネアシユビアナツバメ Plume toued Swiftlet(種が分かれて、英名も変更。元のGlossy Swiftletはタイの鳥へ) 多数
ヒメアマツバメ House Swift 横側奥の巣
リュウキュウツバメ Pacific Swallow 巣は一つ
この日は、次の場所への長距離移動。道が悪くて予定より到着は遅れ、4時間ほどかかった。
夕食と宿
夕食も外に食べにいったが予定していたお店が閉まっていて、雰囲気で選んだお店に入る。料理が出てくるのに、いま買い物に行ってるの? というくらい時間はかかったけど(それも私たちのだけ、ガイド&ドライバーのものは早かった。そんなに変なものは頼んでいない)美味しかったし、おしゃべりして楽しい時間だったので結果オーライ。
明日行く山の中にあるハイドは、ある村から行くので、その村に近い宿もまた選択肢がなく、公共の施設みたいな場所だった。その日は結婚式とパーティが開催され、深夜0時半過ぎまで大カラオケ大会が開催されていたと翌日聞く。私の部屋がうるさい会場の隣で最もひどかったが(私でよかった)、今までに体験したことのない騒音は、うるさすぎて笑えるくらいだったので、イヤホンで音楽聴きながら明日の準備を済ませ、横になったら、連日の早朝起床で疲れていたのか、観察した鳥の名前の確認を図鑑としていたら23時過ぎには寝てしまった。あの騒音でも寝られるんだと自信をつけたが、マレーの人は、怒らないのだろうか? と疑問には思ったし、世界はすっかり以前のように戻ったのかなとも思った。