アラスカ デナリ国立公園 祝100周年! オオツノヒツジの保護区として設立 

アラスカでもっとも有名な国立公園のデナリ国立公園。

今年は、公園設立100周年。

100周年ステッカーも見つけた。写真左が、その記念ステッカー。

角のある動物は、オオツノヒツジ。

比較的地味な動物のこの子が、100周年のシンボルとして、そして公園のステッカーに選ばれているのか不思議だった。

オオツノヒツジがデナリ公園のシンボルな理由

アラスカは、ハンティング=狩り、が一般的。

ルールはいろいろあるようだが、大自然へハンティングに人々が行く。

何を何頭まで捕れるかは、ハンティングを行う場所や、アラスカ在住の人か否かなどによって、捕れる頭数などはことなるようだが、ムースやカリブーなどを四輪のバギーに乗って、森に入り、狩りをしている。

ツアー中にも大きなバギーをけん引した車や、トラックに獲物の角がはみ出た車を見かけた。

そして、100年以上前からそれは行われていた。

そのハンティングをしていた人が、このままだとオオツノヒツジが絶滅してしまうという危機感をいだき、オオツノヒツジの保護区として設立したのがデナリ国立公園の始まりと聞いた。

これが、シンボルマークの理由。

冬の長いアラスカ

デナリ国立公園の開園時期は短く、5月中旬から9月中旬までの4ヵ月。

毎年日付は変わるようです。詳細を知りたい方は、デナリ国立公園のサイトへどうぞ。

今年は、9月17日まで営業だそうだで、明後日には長い長い冬のシーズンがスタートする。

アラスカの夏は短い。

最近、毎年アラスカを訪れていたので、アラスカの夏が短いのは感覚的にわかった。

高緯度地方の夏はどこも天気が悪いと寒くなり、夏とは思えない天候となる。

が、青空がでれば、それはそれは美しく、花も鳥も景色もすべてが美しく輝く。

今回、初めて9月上旬の秋のアラスカを訪れて、秋のシーズンは夏よりも、もっと短いと感じた。

行程がアンカレッジから北上してフェアバンクスまで行き、そして最終日にまたアンカレッジに戻ってきた。

たった7日間しか過ごしていないが、4日前に見た秋の気配は薄れ、冬の訪れをアンカレッジで感じた。

黄葉(紅葉)が一気にすすみ、ぐっと寒くなった。

国立公園内のツアーバス

ツンドラウィルダネスツアーという、ツアーバスに搭乗して、黄葉・紅葉真っ盛りのデナリ国立公園で、動物を探して見ました。

ツアーバス、シャトルバスなどがあり、自家用車で入れる場所は入口からごく限られた狭いエリアのみ。

一般的に、この国立公園主催のバスに乗るのが無難でしょう。

ただし、このツアーバスは、ちょっと快適ではありません。

スクールバスのような車体の日本にはないタイプの大型バスですが、窓は大変開けにくく、密閉性がないバスなので、車内が寒いです。

昼食も付いているのですが、付いているのは菓子ばかりで、日本人向きではありません。

アメリカの文化を感じます。

また、動物との距離は近いところだけ見るにはいらないかもしれませんが、双眼鏡があった方が絶対楽しめるでしょう。

夏でも天候次第では寒いので(前回7月に行ったのに雨が降っていて寒かった。今回は雪まで降って寒かった。)防寒具の準備はお忘れなく。

そして、ぜひ双眼鏡持参で、訪れてください。

デナリ国立公園は、ダイナミックな景色を眺めるのに最高の場所で多くの人が訪れていると思いますが、動物観察の難易度はやや高いと思います。

動物を探して見るのは難しい場所と覚悟して出かけてくださいね!

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

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