父が出張先で、よくその県の銘菓を買ってきてくれました。
たぶん、それで知っていたのだと思うのですが、
かるかんの皮が好きでした。
かるかん、は鹿児島の御菓子で、
山芋と米粉と砂糖で作られています。
山芋で作られるその皮の風味が独特で好きです。
確かに芋っぽい感じがします。
父が買ってきた軽羹(かるかん)には、必ず餡子が入っていました。
私は、物心ついた時から餡子が苦手でした。
母は餡子が大好きでしたので、
私は皮だけ食べて、母にあげていました。
今回、鹿児島を訪れた時に、ふと目の前に
元祖軽羹の看板を見つけ、思わず入店してしまいました。
格式高そうなお店への入店は、躊躇するのが常ですが、
みつけたことがうれしくて、勢いで入ってしまいました。
それで、餡子の無い、かるかんをみつけたのです!
しかも、餡子のないバージョンのかるかんの種類がたくさんあります。
思わず、どう違うのか尋ね、
日もちがあまりしないことが判明、
一番長く持ちそうなものを購入。
このお店、軽羹ばかり売っていました。
奥の方は別のものもありましたが、
軽羹だけでショウケース二つ分ぐらいが占めていました。
さすが、鹿児島、本場のお店は違います。
お陰で、餡子の無し軽羹に出会えました。
フェイスブックで、アップしたところ、
あんこ好きでない人、
もともと餡子の無い軽羹の好きな人、
からのコメントを多数もらい、
軽羹好きな人の多さにびっくり。
もっと、餡子無しのかるかんが広まればいいのに、
空港で売ってくれないかしら。
私が気づいていないだけかもしれませんが。
仕事で来ているときは、チェックする時間はないので。
九州に来た時の楽しみが一つ増えました。
軽羹を知らなかった方は、ぜひお試しください。
餡子が好きな人は、あんこ入り軽羹をどうぞ。
でも、山芋独特の皮の風味を楽しむなら
餡子無しがおすすめです。