鳥の識別をしたいと真剣に思った日 ベトナムのコウノトリはコサギだった

鳥の識別をしたいと真剣に思った日 ベトナムのコウノトリはコサギだった

初めてブッキーさんに会ったのは、あるセミナーでたしか隣の席でした。

ブログ関係で、時々お会いする機会があり、

Facebookで繋がっています。

彼がベトナム人の女性と最近結婚され、

これまで頻繁にベトナムを訪れている間に、

日本では食べない食材、

ワイルドな食材、ネズミとか、

普通に聞くとかなり衝撃的なものを食べて(食べさせられて)いました。

つい最近、結婚式で行かれていましたが

式の前に「コウノトリを食べる」という投稿を

Facebookで見かけ、

ふと、本当にコウノトリ??と思ったのです。

アジア圏はあまり訪れない私は、

ベトナムは行ったことがありません。

写真で見た鳥は、既に羽も抜かれてあぶられていて、

食べる寸前の状態。

ぱっと見、何の鳥かわかりませんでした。

でも、コウノトリにしちゃ、小さいとすぐ感じました。

そもそもコウノトリが、ベトナムに分布しているのか?

そこから、疑問に思い始めました。

そうしたら、自分にしてはとても珍しく、

ベトナムにコウノトリの仲間がいるのかを調べ始めました。

まず日本の図鑑でコウノトリの頁を開き、

持っているのは、『日本の野帳590』とかなり古いものですが、

これは、世界地図が鳥の頁に記載され、

世界的に分布しているかどうかがすぐわかるという点が

とても気に入っている図鑑です。

それで、すぐにベトナムにコウノトリはいないとわかりました。

この時点で、ブッキーさん、そして彼のベトナムのご家族は、一般人なので、

鳥の名前は、正しくない、と思い始めました。

そして、持っている、アジアの鳥の図鑑を見ようと、

かなり久しぶりに本棚からだしたのですが、

前述のように、

アジアに行く機会が圧倒的に少ないので、

直ぐ目についたのは、

Birds of Thailand

タイに一度行った時に利用した図鑑、近いから参考にしました。

タイには、コウノトリはいませんが、Storkとつく鳥は結構います。

でも数が少なそうです。

ベトナムは隣の隣の国ですが、

ベトナムにそんなにたくさん来ていることがあるだろうか?

そして、Birds of South-east Asiaの図鑑があったことを思い出し、

頁をめくり、5種類くらいコウノトリの仲間はいるけど、

食べるほど、簡単に獲れるくらい、たくさんきてそうにないなぁと。

それで、ブッキーさんに、それはコウノトリっぽくないと

Facebookで伝えたところ、もう少し前の状態の写真を見せてもらえることになりました。

羽は抜かれているけど、まだ少し原型をとどめている状態の写真で

人が持っているので、腕の長さと比較して

鳥の大きさが推測出来ました。

そこで、コウノトリじゃないと確信が持てました。

コウノトリの仲間だったら、体長が80~100㎝位はあるのです。

50㎝くらいしかないよなぁと。

写真を眺めていて、足指だけが黄色いことに気づき、

あ、なんだ、コサギじゃん、と気づいたのです。

バードウォッチングを始めたら、

誰もがわりと最初のうちに知る、識別の一つです。

白いサギ、シラサギという鳥はいなくて、

コサギ、ダイサギ、チュウサギ、アマサギ、カラシラサギなどと種類があるのですが、

識別方法として、足指の色を見るというのがあります。

足指が黄色ければ、コサギと思っておよそ問題ないでしょう。

正直なところ、識別することに、あまり興味がないのですが、

仕事がらそういうわけにもいかず、

でも、今回は何だか、妙に気になって、確認してしまいました。

鳥を見るツアーに初めて参加されて、

他の参加者があまりに詳しく、

識別の話になったりするとより細かい話になるので、

初めて来た方は、腰が引けるというか、

場違いなツアーに参加してしまったと思う方もいらっしゃるのですが、

そんなことは全く思う必要がないことで、

趣味の世界の、鳥を見る旅、自然を楽しむ旅なので、

写真を撮って楽しむ方、

自然の雰囲気を楽しむ方、

鳥の識別を楽しむ方と皆さんそれぞれです。

どれでもいいと思います。

自然をより詳しく知りたいと思った時に、

鳥、植物、昆虫、などがきっかけになって

より見えてくる世界があると思います。

知りたいと思ってから、調べるのでいいと思います。

知りたいという気持ちが無いと、

調べることは、ただの苦痛ですし、

この鳥の名前は知りたい!と思ったら、

聞いたり、調べたりして覚えたければ覚えればいいし、

そうでなければ、そのまま流していいと思うのです。

名前がわかると他人とその対象物について話ができるという楽しみも発生します。

自然の楽しみ方は、たくさんあります。

何か一つとっかかりがあれば、深く入って行けるということはよくあります。

今回のコウノトリ事件は、識別が純粋に楽しいと初めて思った出来事でした。

☆写真はコウノトリの仲間で、アフリカトキコウ。