海外の鳥の図鑑の話です。
海外の野鳥図鑑では、
プリンストン社とヘルム社で、
同じ中身の図鑑を表紙を変えて、
販売されています。
これは、鳥やさんの世界では、一般的な話です。
表紙が黒が基調、
白が基調、
の違いがあるので、
好きな方を買いそろえる人、
気にしない人などいろいろです。
東アフリカの鳥図鑑一般情報
東アフリカの鳥の図鑑は長らく新しくなっておらず、
南アフリカで発行の
「サハラ砂漠以南の鳥図鑑」が、
タンザニアを網羅した、
発行が新しいものが、
情報が新しいからより良いという考え方のもと、
最もよい図鑑と判断し、
使っていました。
でも、長年使っていて、
間違いもあり、
かつ記載種数が多いので使いにくく、
本当にこの図鑑がよいのか?と
使うたびに疑問に思っていました。
今回、タンザニアに来る直前に、
信頼の置ける、
世界中を案内するバードガイドの友人に、
「タンザニア北部のバードウオッチングで使うなら、
プリンストンかヘルムのがいいよと。」
教わり、
急遽、メインで使う図鑑を変えました。
タンザニアのドライバーガイドは、
鳥には精通していないので、
私が、バードガイドの役もしています。
識別に悩むと一冊の図鑑では困るので、
3種3冊の図鑑を毎回持ち歩いていたのですが、
今回、サハラ以南の鳥図鑑は自宅に置いていきました。
プリンストンとヘルム社で実は違った事が判明
私の図鑑はプリンストン社で、
参加者でヘルム社のものを使っている方がいました。
それで、今回ある事が判明。
ヘルム社の図鑑、
色が濃い。
実際の色に近いのは、プリンストン社のでした。
猛禽、キツツキ類のページは、
差が大きく、
割り引いて見る必要があるね、
という話に。
色校正した人は、
鳥を知っているわけでないから、
見栄えのいい色に印刷したと推測出来ますが、
現場では、色味が違うと使いにくいねと。
その時一緒に印刷されたものによって色味が違ってくるとは思うのですが、
プリンストン社とヘルム社で、
全く一緒だと思っていた図鑑が違っているのに気づいたので、
書きました。
次、何処かの国の図鑑を買うときに
プリンストン社かヘルム社か悩んだら、
プリンストン社にしようかなぁと、
今回のことで思いました。