パタゴニアで一番はじめに出会えるのは、かわいいマゼランペンギン!

マゼランペンギン

マゼランペンギンでない鳥も、たくさんいるのですが、マニアックになるので、まずはペンギンからご紹介。

名前に付いた「マゼラン」は、初めて世界一周を成功させた船を率いたポルトガル人のリーダーです。残念ながら、航海途中に、本人はフィリピンのセブで亡くなり、世界一周はかなわなかったようですが、探検家、航海者として優秀な人だったのでしょう。

マゼラン海峡、マゼランガン、マゼランキツツキなど、マゼランの名がパタゴニアでは、たくさん付いています。マゼランペンギンもその一つです。

マゼランペンギン

パタゴニアのパイネ国立公園に行く途中にマゼランペンギンの繁殖地があります。ここでは、ペンギンが文字通り繁殖のため陸地に上がりしばらく過ごします。

という訳で、時期が合えば、訪れるとマゼランペンギンを見るチャンスがあり、時期もあうので、毎回必ず立ち寄ります。

入口からゆっくり歩くと30分位で到着する場所に「ハイド」とよばれる、ペンギン側からは人に見られていることがわかりにくいようにしてある塀が建てられています。

その塀に窓があり、のぞくと、タイミングがあえば、そこにペンギンがいます。

マゼランペンギン

海岸際にたたずむペンギンは、水族館や動物園で見るペンギンと違い、強風に耐えています。ここは海からいつも強風が吹きつけていて、長いこといるのが辛い場所です。ペンギンがではなく、人がです。
塀があるから、体には直接、風は当たらないのですが、出ているところが、強風にさらされ、あっという間に凍えます。

マゼランガン

ペンギンは見ていたいけど、寒い。風が強くて、冷たくて、顔や目や耳が痛くなってくるのです。なので、ここだけに限りませんが、パタゴニアに来るときは毛糸やフリースの帽子など、暖かい、耳まで隠れる帽子が必要です。日本も冬の時期にここにはくるのですが、相当寒く感じます。最初の試練です。

ピンクの部分がない、白と黒の2色のちょっと可愛くない顔立ちの子は、子供たちです。ピンクの部分がある可愛いはっきりした顔立ちの子が、おとなの鳥、成鳥です。

マゼランペンギン若鳥

マゼランペンギンは、比較的、優しい可愛い顔立ちのペンギンですが、子供のときは目がいかつい感じに見えます。

交接しているのも見たことがあります。ペンギンは交接する前にイチャイチャしています。くちばしを、お互いにこすりあい、ペタペタと体を触れ合わせスキンシップしているように見えます。

交尾中

巣は、ここでは地下に穴を掘ります。地上に、顔だけ出しているものを見たことがあります。巣穴は、海から離れた場所にあるので、タイミングがあうと海まで歩くペンギンを観察することができますが、それがまた可愛いのです。えっちら、おっちらと歩きます。

ペンギンの個体識別は、後姿からみて尾の部分に白い毛があったりなかったりする斑でするそうです。なかなかわかりにくいです。

また、波打ち際で、水面に浮かびながら尾をあげて頭をだして泳ぐペンギンの姿は、テレビで見たことのない姿で新鮮な感じがしました。

パタゴニアに行くには、チリの首都サンチャゴまで、アメリカのダラスやアトランタなどで一回乗り継ぎ、さらにサンチャゴから南に位置する町、プンタレナスまでもう一回国内線に乗ると行けます。

飛行機3回分の所要時間は、足し算すると24時間ぐらいありますが、乗り継ぎの待ち時間等もあるので、実際には2日弱かけて、プンタレナスには到着します。サンチャゴまでのフライトは、2本とも中途半端に短くない、ロングフライトなので、疲れていればよく眠れます。

陸地の移動は大変なマゼランペンギン

チリ・パタゴニアでまず出会える、マゼランペンギンの紹介でした。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

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