ブラジルに「パンタナール」という、
自然・生き物好きなら誰もが行ってみたい有名な場所がある。
大型ネコ科のジャガーがいて、
鳥がたくさんいて、
湿地帯にはワニやカピバラがいて、
青い大きなスミレコンゴウインコが生息しているエリア。
決して行きやすいわけではないけど、
保護と観光客受け入れのバランスがそれなりにとれ、
牛の牧場が延々と続くような場所ではあるけど、
設備もそこそこ整った快適に過ごせる宿がある。
その宿の前からみた景色。
サバンナというと、
アフリカのサバンナが私には馴染みが深いが、
ここは、ブラジルのサバンナの「セラード」。
アフリカのサバンナと同じく、
少し樹があるけども基本は草地。
なんてことはない写真のように見えるかもしれないけど、
こんな感じの風景が延々と広がる。
これがセラード。
写真をよく見てもらうと、
3羽、鳥が写っている。
レア(Greater Rhea)というダチョウよりずっと小さいが、
同じような雰囲気の飛ばない鳥。
ここでも、
歩いて、虫を追い出して食べる鳥が多い。
見た瞬間に、
収斂(しゅうれん)進化を感じさせられた鳥がいた。
収斂進化とは、
同じような環境だと、
全く違う種にもかかわらず、
同じような形へと進化する現象のこと。
図鑑では感じなかったけど、
リアルで見て感じて、
すごくびっくりした。
広大で、とても広い、広い草原というか牧草地が広がっていた。
ここは、蒸し暑い。
すっごく蒸し暑い。
日差しも強い。
午前中9時過ぎたらヤバイと思ったが、
数日で慣れたというか、
こうだから虫が多くて、
鳥が多くて、
爬虫類が多くて、
生き物が多いのかと納得。
蒸し暑いのも仕方がないと腹落ちした。
環境って、行って見て体感してわかることが多い。
撮影場所:ブラジル・マットグロッソ・ポコネー
撮影日:2015年10月1日