ブラジルのパンタナールで初めて遭遇し、
一度で魅了された爬虫類。
大きめのトカゲは、
アジア、アフリカで見るミズオオトカゲの仲間のイメージが、
私の基本だったので、
100センチはゆうに超えるだろうそのムチムチな体に、ただただ圧倒される。
そして、
こんな大きなトカゲがそれほどレアな訳でなく、
滞在中に何度か遭遇した。
むこうも人をあまり気にしていなかった。
こちらに気づいても、
ゆっくり、その場を立ち去るぐらいで、
急いではいなかった。
ブラジル・パンタナールは、
食べるものが豊富だから、
こういう大型トカゲも生活しやすいだろうと容易に推測できる。
ワニの仲間、パラグアイカイマンも、
ふと気付くと、
自分の立っている場所からそれほど遠くない水の中で
目と顔の一部を出していて、
これってむこうがその気になったらまずい気がすると気付き、
「鳥に気を取られて、水場に不用意に近づくのは危険ですよ。よくみてくださいね。」とすぐに伝えた。
パンタナールは、
カイマンだけでなく、
ちょっとした先が水場というか沼地になっているので、
そもそも足元をよくみて歩かないと水没の危険はある。
いま、爬虫類熱が高い自分、
こういう大型爬虫類を飼っている人もいるのを知るようになり、
ネットで調べてみたが、
割りにスマートな個体が多い。
パンタナールで見たテグーは、
食糧事情もよく、
よく動き、
より筋肉質になるのだろうか。
こんな大型のトカゲが生息できるよう、
パンタナールの環境が
いつまでもそうあって欲しいと切に願う。
観光業が生み出すお金で、
「保全」という方向性をパンタナールの牧場主は選択していると
ナショナルジオグラフィック誌で読んだが、
コロナが長引くと、どうなるかわからないだろう。
いまは、そんなところばかりだが、
行けるようになったら、行きたい人をまたご案内したい。
いつまでも、好きな人と自然豊かな場所をつなげていきたいと思う。
そうして、そういう場所にお金が回せるようにしたい。