雨降るやんばる5日間は、カエルに恵まれ、カエルが出てくるということは、ヘビも出てくる!というのをボルネオのガイドに以前教わった。
カエルがたくさん出る割に、ヘビはあんまり出ないなぁと、現地で寝不足の頭でぼんやり考えていたけど、全然そんなことはなかった。カエルの興奮が大きすぎ冷静さを欠いていただけで、レアな種は出なかったがヒメハブ、アカマタは多数、そしてリュウキュウアオヘビ、ロードキル(轢死)個体のハブやガラスヒバァなど多数出会った。
今年からは、しっかり観察記録を残すつもりでいるがそうするとブログにホットな気持ちで書くタイミングを失うので、速報版のつもりでいったん書くことにする。
今回は二日間は自分たちで探し、後半二日間は新しいフィールドを知りたくて現地のガイドさんに案内を依頼した。ガイドさんの話も後日書きますが、とても親切で、フィールド経験も豊富で、生きものへの負荷をできるだけ減らそうと考えている点、老若男女どんな観察者でも適応できる観察場所へ案内されているところにとっても共感できた。
今回の驚きは、自分で水抜きパイプ2本にいるヘビを見つけたこと。リュウキュウアオヘビとアカマタで、どちらも引き出そうとしたら、パイプの向こう側、山へと行ってしまった。
コンクリの壁にある水抜きパイプは、カエルや蛇の絶好の隠れ家なのでよく確認するのだが、この日は冴えていたというか、よばれたというのか、気になるところをのぞいたら、一本めにリュウキュウアオヘビがいた。
そして、それほど時間をおかずして、アカマタも見つけた。
動く車から、目を凝らして道路で見つけたヘビは一匹だったので、水抜きパイプの二匹の方が成績はいい。どうして見つけられたのか、今でも不思議な感じがする。
ヒメハブは、ちょくちょく見かける太くて短いヘビ、でも尾の先はとても細いヘビ。やんばるでは、アカマタの方が全般的には見かけるけど、密度濃く出てくるのはヒメハブな感じ。カエルを食べに集まるヘビで、奄美大島でも3月に多数出ているのを見かけたが、今回3月のやんばるでもよく見かけた。
ハブは、残念ながら、生きている個体に出会えず残念だった。沖縄島のハブはきれいな黄色をしているのが多いようで、去年も見たひかれたばかりという個体も鮮やかな黄色だったし今回もそうだった。最もよく動くという5、6月に探してみたいとは思っている。
では、この後ヘビの写真を多数載せますので、苦手な方は閲覧注意というか、見ないでくださいね。