eBirdという、アメリカのコーネル大学の鳥類学研究室(Cornell Lab of Ornithology)が運営する世界最大の野鳥観察情報のデータベースがある。
世界中の鳥を見ている人の観察した鳥のデータ、名前、位置、日付等の情報が、大量に集積されている。
データベースって、そういうものだけど、eBirdの凄さは、誰もが自由に簡単に無料で見える情報にしていてくれるということ。
年々改良されているが、2021年に「日本野鳥の会」ともつながり、eBird Japan もできていた。
いろいろすごいのだが、私が一番すごいと思うのは、
地図があって、そこを押すと、その場所の過去の観察記録が見られるようになっていること。
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で世界地図に出られる。
最近、南極のことを調べているが、今、まさに南極半島で鳥を見ている人の情報が見れる。
1月10日に観察した鳥のリストを13日に見つけて、本当にすごい時代になったなぁと、しみじみ驚いた。
友人のバードガイドが、ebirdのサイトに見た鳥を入れているのは間近でよく見ていたが、
それがどのくらいのタイムラグがあって、サイト上にアップされるのかは全くわからないが、大して時間はかかっていないのだろう。数日後か、早ければ数時間後なのだろう。
地図の色のついたところをクリックし「詳細を見る」を押せば、
観察された鳥の種名(和名と学名)、数、日時、観察者名が一覧で出てくる。
図鑑を持っていれば、見ながら楽しめるだろう。かつ、そこに、同じ時期に行けば、その鳥が見られる可能性が高いかどうかの情報もよめる。
だいぶ前に、ebirdでアメリカ人は、バードソンをして楽しむという話を聞いたことがあった。
その時は、何が楽しいの?と正直思ったが、今ならわかる気がする。行くことが叶わないのなら、行ったことのある人のデータの世界で楽しむということもできそうだ。
そして他にも、最近eBirdからいい情報を入手できて感動した。それは、また別のブログに書く。
5年以上も前からeBirdを知って、バードガイドの友人にはすすめられつつ気が進まないまま今まできて、でも、データのシェアをしてくれたので、彼らと行った時のデータだけはたまっているという私のeBirdサイトだが、
自力でも他国のチェックをやってみようかと、すこし思ったのでした。