【日記記事】南極への旅からもどって

2022年10月29日に日本を出発して、帰国したのは11月26日。

そろそろ3週間近く経つけど、やっと今朝7時間くらい連続で眠れ、頭が猛烈にクリアになりました。

2年半ぶり以上の海外で、アルゼンチンから南極へのクルーズ船に乗ったので、時差が12時間あったので、

帰国してから時差を戻すのに大変な場所だったのは間違いないのですが、

それにしても戻らなすぎて、困ってました。

南極への旅そのものが、出発前から不安や心配が多すぎて正直ストレス度が高いものだったので、

なんせフライトスケジュールはよく変わるし、アルゼンチン航空のフライトは運行しているのかどうか怪しくて、

そんな不確定な要素満載なのが、海外、いや南米旅行の基本だということもすっかり忘れてて、

いや忘れてないけど、その後の21日間のクルーズ船には絶対に乗りたいという、

絶対があるとキツくなるということが今回よくわかって、

コロナ後の初の海外が、南極というのも本当に偶然で、クルーズに乗船していた人は30カ国くらいの人がいたから、

久々に世界を感じ、いろいろあぁそうだったと思い出した。

クルーズ船は、ガチの鳥屋さんもたくさんいて、いろんな国で見てはきたけど、

それほど広くない船のデッキで一緒に観察するのは初めてだったので、面白いこともあった。

170センチサイズの私がオランダ人のグループの中だと小さくて、クジラを見ていた時に、

子供のように前に入れてくれて、それは素直にありがたく受け取りました。

話がそれましたが、やっぱりちゃんと眠れないと全然体が休まらないと実感。

旅の間は、どうしても緊張してるので、交感神経優位な時間が長くなっていつもより眠れなくなるし、

段々食べられなくなるのは割に普通だったのですが、

今回は、クルーズ中に4時間くらい寝ると目が覚めてその後眠れなくなるが続いて、

超低空飛行の体調で過ごしていました。

元々、寒冷地は苦手で、でもいろいろ経験はしてきたし準備もしたので大丈夫だろうと考えていましたが甘かった。

今回、帰国してから医療関係者からの指摘もあって、自分の体に起こっていたことに初めて気づくようなこともあり、

やっぱりその場に行って経験しないとわからないことっていっぱいあるなと。

ノルウェーでマイナス25度の場所で探鳥しブリザードで通行止めにあって動けなくなるとか、

クジラ船に乗って3月のアイスランドで冷え切るとか、カナダで7月にゾディアックボートでびしょびしょになるとか、

そんな経験は少ししか足しにならなくて、もしくは忘れてて、今回の南極での想像が圧倒的にできてなかったと反省。

気温・水温が低い、かつ変動がその条件で激しいという自然が厳しいところに行くという経験値も足りてなかったし、

それをカバーする体力も自分にはなかったと行ってみて実感したので、現在の体調不良程度ですんでるのはむしろラッキーかと。

旅行期間が長かったので、皆さんそれぞれ体調不良時はあったのですが、

自分が一番具合悪くなってましたし、今回は隠せませんでした。

あぁ、でもたいてい今までも同行者の皆さんは本当に元気だよなぁと思うことが9割以上で、そういう意味では今回も同じなんですが。

心身ともにタフな自分に憧れますが、それは隣の芝生みたいなものなんでしょう。

今回ですね、クルーズ中に、同じ場所にいた別のクルーズ船のゾディアック(ゴムボート)が転覆して人が亡くなるという事故があったのを乗船中に聞きました。

また、帰国後、行っている最中に船から見ていた別の大型船のクルーズが、ドレーク海峡(世界で最も荒れる海と言われてます)の大波の直撃を受けて、窓ガラスが割れて船内にいた方が亡くなったことを知りました。

いま生きて、好きなことをしていることは奇跡的なことと理解しているつもりでしたが、

本当に生死が紙一重な時と場所にいたのかと知ったら怖くなりました。

そして、帰国時に家族にも一大事があって、アトランタでLINEで知らされた時は、

驚いたというよりも、嘘でしょという不思議な感じ、表現できない気持ちになりました。

後から、実感がわかなかっただけでしょうと人に言われてそうなのかも? とは思いましたがいまだに消化できず。

今回の旅は2019年のコロナ前に行くことを決め、3年目にしてやっと行けたという状況だけでも長期に引っ張られて負荷がかかってましたが、

夏頃から、急激に動き始め、久々の海外だったので出発するまでが結構ストレスフルで、

もう行けない方が楽だなと本気で考えたこともあったのですが、

結果的に本当に行ってこれてよかった、あの場所にいくために、今までいろんな経験してきたのか、私は? とも。

豪華客船で快適なのに、体力的に自分には過酷でしんどかったけど、

毎日見るものはすごくて、海鳥やクジラやアザラシなどの鰭脚(ききゃく)類、圧倒されるキングペンギンの大繁殖地など興奮がおさまらなかった。

地球の自然をいろいろ見てきたつもりだったけど、今回の旅で目にした世界は全然違っていて、

これまでの自分の中の自然のイメージが書きかえられた感があります。

スケール感とその厳しさがその理由かとは思いますが、まだうまく言語化できません。

基本、私はラッキーな人で、ギリギリセーフでなんとかなることが多いのですが、今回もまさにそんな感じで、

全般的に天候に恵まれ、フォークランド諸島や南極半島では、サンサンと太陽が照り、真っ青な空や海と氷山を見られたし、

海が凪いでいて、きれいに映る雪山の素敵な景色も見られたし、

すっごく寒い中クルーズしている時に突然光が差し込んで、氷と水面にきらきら反射してそれは美しい光景だったり、

また、元々大好きな生きもの、南の極地の生きもの、

そして南極・亜南極エリアの海鳥をたくさんを観察することができて本当に幸せでした。

山などの景色に対して今までとても淡白な自分でしたが、今回はたびたび感動しました。

空気が汚れていない分、夕日や朝日が特に美しいのか⁈ 理由はわかりませんが、

水平線や地平線に沈む夕日や朝日はこれまでたくさん見てきましたが、

今回のクルーズ中のそれらは、本当に美しくてしみいりました。

新雪が積もる雪山が美しくて、美しくて、行ってみたいという気にも初めてなりました。すぐにいや行かないとも思いましたが。

結局、3キロ位やせて、気持ちが悪いのも続くしで弱気になってましたが、眠れたら胃腸の調子もそろそろ戻るだろうという気になれたし、

やっと動き出せそうな気がしてきたので、年内はゆっくり復活モードで始動します。

明日死ぬかもというのを身近に一度にたくさん感じたら、したくないことは一層できなくなりというか、

すごく遠い未来のことを考えて何かすることが今できなくなりました。

単純な自分だから、またしばらくしたら落ち着くはずですが。

でも、2023年の道東の旅、やんばるの旅、広島オオサンショウウオの旅と、旅のことは考えてます(笑)

海外の旅も復活させたいと、帰国してから考えています。

ボルネオ、タンザニア、マダガスカル、カナダ・ニューファンドランドあたりを考えていますが、

自然の旅で行ってみたいと思う方がいましたら、どんな方法でもいいので、メッセくださいね。

したいことだけして過ごしているのは、今に始まったことではないですが、

さらに加速しそうです。家族もそのまま受けとめてくれてるし、私が自然な私でいられる、

人に生きものにやさしい気持ちの人が一緒に楽しむ「自然の旅」を2023年は、提供できたらなと考えています。

それにしても、眠れるって本当に大事ですね。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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