南極に行ってみたらわかったこと1 船酔いしなかった

南極に行くと決めて一番に心配したのは船酔いだった。でも結果的に、一度も酔わなかった。

21日間のクルーズで、地球上で最も荒れる海域、ドレーク海峡を超える、だからすごく心配していた。

小笠原に仕事で行った時に、参加者の誰よりも酔って、気力で往復船内の業務は最低限なんとかしたけど(たぶん、ごめんなさい)、

復路、欠航ギリギリの運行の末、下船後2週間も私の体は揺れ続けて調子の悪かったので、船から降りても船酔いは続くと知った私は、船酔いが何よりも怖かった。

アメリカでは注射の酔い止めがあるとか、日本より強力な酔い止めがあるとかネットで情報は得たけど、

コロナ後の出発になって、それよりも他の手配等が大変で、船酔いの心配は出発間際はそれほどでもなくなった。

でも、しっかり21日分の1日一回飲めば効くという酔い止めは入手して出発した。

結果、出航前に一回飲んだら、飲んだが故に揺れる前に具合が悪くなって、その後飲むのを躊躇した。

笑い話みたいだけど、飲んだ方が確実に酔ったみたいに具合が悪くなった。

薬のせいで気分が悪くなり、揺れているから、より一層具合が悪くなるという感じで、

その後、フタッフからこれから波が高くなって荒れるから、薬を飲んだ方がいいよーというアドバイスがあり、

もう一度飲んで、その時も明らかに薬で具合が悪い気がすると感じたので、その後、飲むのをやめた。

波は、最高8、9メートルくらいあると言ってたけど、酔わなかった。だんだん慣れたからだと思ってる。

南極に行くと言ってもルートはたくさんあって、今回はフォークランド諸島、サウスジョージア島を経由して南極大陸の先っぽ、南極半島に上陸している。

その間2週間以上は船の上にて、南極周曲線上を超える時は揺れると言われたが、結局それほどでもなかった。

スタッフから「今回のお客さんはラッキーだったね! あまり揺れなかったし、ひどい時は夜だったもんね。」と言われたが、

確かに船内のものがぐちゃぐちゃに乱れるとかなかったし、

ジェットコースターみたいだなぁと思いながらも、ドレーク海峡付近でも船外で鳥見ができるほどだった。

その時は、もう20日間近く船に乗っていたので、揺れにもだいぶ慣れたようで、視界に見える波の上がり下がりをまじめに見ると怖い気もしたけど、

三点確保で、片方の手でどこかを押さえて、波の動きに体を合わせたら、しのげることに気づき、そこにうねりがくると、ちょっと嫌な感じではあったけど、アトラクション的にやり過ごして、それはそれで楽しかった。

見ることに集中しすぎないように、波を感じながら鳥を見るという感じで、写真もタイミングをはかれば撮れた。

それよりも、もうこの船を降りたら、毎日見ていたアホウドリやミズナギドリなどの海鳥は見られないんだなぁと思うと、外にいたかった。

本当に危険な時は船外に出してもらえないということを既に知っていたので、

大丈夫なくらいの波とうねりっていうことよねと信じて、鳥見を続けたし、それで問題はなかった。

むしろ、船酔いしそうな時は、どこよりも外にいた方が快適で、気もまぎれる。

南極クルーズ船内では、耳の後ろにシールで貼るタイプの酔い止めが主流で、つけている人がたくさんいた。

ドレーク海峡を超える前になって、スタッフの中にもつけ始める人がいて、それを見て、一瞬恐れをなしたけど、

もう薬は飲まないって決めたし、今から船酔いしても、もうすぐ船から降りるし、その時はその時と思えた。

なので、船酔いが怖くて、南極に行かないのはもったいないと、今の私は思ってる。

結局、揺れるか揺れないかは、その時のお天気次第だから、心配しすぎても仕方がないし、誰もわからない。

あんなに悩んだけど、杞憂に終わってよかったと今は思っている。

船のスタビライザーがよく効いて、揺れの少ない船だったとも思う。

ただ、南極は2回目という人が「前回は7階のお部屋の窓にまで波がかかるほど揺れて、あまり外に出られなくて残念だったからもう一度来てみた。」というの話していたらしく、それを聞いた時には、そんな時もやはりあるんだと、怖くはなった。

自分の運や天候を信じていくしかない。

明確に船酔いはしなかったけど、ドレーク海峡を夜に超えている時に、胸がムカムカして目は覚めた。

そもそも、船に乗ってから私はよく眠れなくなって1日4時間程度の睡眠になったし、眠りも浅かったので、船酔いはなかったけど、体調は悪かった。

強力な酔い止めだけでなく、1日数回飲めるような、効き目のやさしい酔い止めも買えばよかったなと現地で思った。

持っていた酔い止めは決して初めて飲んだ薬ではないけれど、飲むのは久しぶりだったし、

その時の体調のせいもあって薬で具合が悪くなったのかもしれないけど、実際のところはわからない。

まぁ、酔い止めにしても飲み慣れていない薬をいきなり飲むのは危険と感じた。

船内で購入できるシール式の酔い止めは、もし局地へ次回いくことがあるならば試してみたいところです。

船酔い対策なんて、何も心配しなくても大丈夫だったのかと、下船前にたくさん余った酔い止めを見て思ったのでした。

何ごとも準備するに越したことはないと思ってますが、酔い止めだけはもういいかなぁと思った今回でした。

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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