ニューカレドニア、固有の鳥、カグ―。
鳥の世界では、有名ですが、一般観光の人にもそれなりに知る機会が高い鳥。
ガイドブックにも載っていたし、空港にぬいぐるみも売ってました。
ただ、ニューカレドニアでの扱いは、
ちょっと、残念な感じ。
もっと、キーホルダーや絵葉書などあるかと思いきや、
全然ない。
素敵なものは、皆無。
それほど探したわけではありませんが、
州立公園内にレンタルボート屋さんにちょっとした土産が売っているくらいで、
土産物屋はなく、ヌメアでも、動物園の中でもありませんでした。
しかも、カグ―のデザインが、ディスプレーの時の羽を広げた姿で、
それ普段はしないポーズなのに、
その形でいつもカグ―が紹介されているのにとっても違和感を感じました。
お土産はさておき、
ラ・リビエルブルー州立公園で、カグ―は保護されていて、野生のカグ―を観察することが出来ます。
トレイルがいくつもあり、そのうちの2つを歩きましたが、
一つ目のトレイルで、1回目は出てこなくて、ちょっと焦り、
ガイドがちょっと見てくると再度トレイルに入った直後に、カグ―は出てきました。
基本、広い広い森に自由に動いている鳥なので、
タイミングがあわないと見られません。
カグ―の動きが、
「だるまさんがころんだ」を思い出させるような、
時々、しばらく止まって、動かない。
これが、どこに行った?ということに。
グレーの羽は、森にとけこみ、目立ちません。
鶏位のサイズはあるので、
いるよと言われれば、わかりやすいですが、
動かないと気づけないかもという感じ。
実際に、後から来た人も、カグ―を見ている人を見て、
どこかにいるのを気づいてキョロキョロするものの、
見つからない雰囲気でしたので伝えました。
保護されてはいるので、足環も付いていましたが、
3羽のたぶん家族と思われる1羽はついていないので、子どもかも?と推測。
歩きながら、食べ物を探して食べては、
また、歩いて探して食べるを繰り返す。
森の林床を歩く、カサカサする音が、ヒントになります。
なんでも動物との出会いは突然ですが、
思いのほか、近距離で出てしまい、
慣れているようで、こちらを全く気にせず、
こちらに進んできます。
進行方向なので仕方ありません。
300㎜の単焦点レンズでは、アップでしか撮れません。
段々、森の外に出てしまうほどに、こちらに近づいて来たので、
一眼で追うのは諦め、iPhoneで撮影することにしました。
カグ―は、
ヌメア市内の動植物園でも見られますが、
本来の環境、湿潤な森の中にいるカグ―は、
ラ・リビエルブルー州立公園で出会えます。
公園には入口の入場券を買うところ、
森へ入る際に公園のバスに乗ることが必須なのですが、
そのバスのドライバーしか人がおらず、
このあと、カグーを見終わってから、トラブル発生まで公園関係者には会うことはありませんでした。
トイレはありますが、売店等は一切ありませんので、
食料、水は持込み必須です。
森の中は、レンタサイクルもあるのですが、
営業時間が短い!
私たちが9時前に到着して、14時前に戻ってきたのに関わらず、
既にお店はクローズ。
借りてる人が2人いましたが、
平日とはいえ、ほとんど働かない人たちかも?です。
ヌメアから1時間位の場所にある公園で、
運転できる人なら、来るのは簡単ですが、
公園内のシステムが面倒です。
バスの時間が決まっていて、しかも行く前に予約が必要です。
自転車が嫌いでなければ、借りていくのが便利かもしれません。
道は悪くありません。
ただ、探しながら歩くのには不向きですが。
この公園、固有の植物も多く、
地性ランや変わった花の植物などいろいろありました。
2018年9月現在の時刻表を載せておきますので、実際に行くときは、確認のうえ行く人はご参考くださいね。
カグーが思いのほか「かわいい~!」という感想があったので、
野生のカグーに出会える公園のことから書きました。