南極に行ってみたらわかったこと2 長旅の食事問題

仕事柄、辺鄙な場所への海外渡航経験は多く、でも日本食が食べたくなるようなことはなかった私。

でも、今回は違った。

旅行期間が1ヶ月もあるし、2年半ぶり以上の海外だしを考えたら、持っていくのが普通だったかもしれないけど、

アメリカ経由で食品の持ち込みは面倒だし、

元々、味噌汁&白飯の日本食は幼少期の食事体験からあまり好きでないから、食べなくても欲しくならない。

そんな自分だし、必要なものを入れたら既に荷物は重いし、何か日本食を入れようという気すら全くおきなかった。

でも、クルーズ中、毎日よく眠れなくなって、そのうち油っぽい食事が受け付けなくなってきて、

わかりやすく体調が下がってきたら、うどんやおかゆが食べたくなった。

これは同行者が乗船して早々に「うどんが食べたい。」と言うのがいけないよなぁと最初は思っていたけど、私も次第にすごく欲しくなった。

美味しい出汁が飲みたい、と心の底から思った。

クルーズの食事は、朝と昼はビュッフェで、夜は3プレートのコース(前菜・メイン・デザート)だった。

美味しかったし、内容も変化に富んでいた。けど、自分には総じて重かった。

最初から控えめに食べればよかったのに、すっかり忘れてて、普通に食べていたのがよくなかった。

元々、胃腸が丈夫でなく、消化能力も高くないから、胃腸が疲れたんだと思う。

乗船して10日目に激しく体調を崩した日以降、日増しにご飯を頑張らないと食べにくくなって、

食べられそうなもの、シリアルコーナーにあるドライフルーツやナッツ、果物、卵料理、豆の煮たもの、スープ&パンなどで凌いだ。

よく眠れていないし食べれていないのに、外にでて上陸できれば、寒いし運動量がある日もあるから時々お腹がすごく減った。

そんな日は、夜ご飯が美味しく食べられそうな気がして、消去法で一番食べられそうなメインを選んで食べてもいた。

でも、食べたら気持ち悪くなるを繰り返していた。でも、食べないとばてるから、気持ち悪くなろうが食べようとはした。

食事が途中から大変だった。でも、これ、割とツアー中は普通だったよなぁと思い出す。

だから淡々とあまり考えることなく、義務として、食べられるものを、できるだけ食べていた。

そんな中、写真のペンギンの繁殖地を訪れたとき、雪の上のペンギンのフンがオキアミ由来で赤いのだけども

それがおかかに見えて、お粥におかかかけて食べたいと真剣に思った。

すごく美味しそうに見えた。

私の体は、栄養を欲していたと思う。

雪とペンギンのフンが美味しそうに見えたというわけだから相当だ、というか病気だ。

現地でも笑われたが、昨夜イベントのお話会で言ったら大笑いされた。

皆さんの笑いの種になるなら本望です。

というわけで、次回、長期旅行に行く際は、必ず日本食を持っていこうと心に誓った今回の旅でした。

南極に行ってみたらわかったこと1 船酔いしなかった

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世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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