山の神様に迎えてもらった 冬の久住連山に登った日

2023年2月5日に、法華院温泉山荘から出発し、白口岳、稲星岳、中岳、天狗ケ城、久住山の5座を登りました。

12キロぐらいの距離、行動時間は10時間ぐらいでしたが、こんなに登りたいと思って山に行ったのは初めてで、花もないのによく歩きましたし、思いのほか歩けました。

お天気に恵まれ、足元の雪の具合や、雪のおかげで歩きやすい山道だったのが幸いしたようです。そして、大曲がりという場所に車を停められたことも。前日はダメもとで行ってラスト一台分のスペースに入れ、翌日下山した時は、姉の車だけが残っていました。

登っている最中に「今日は、山の神様に迎えてもらえたのかもな。」と思いました。

草のよく生えた年にモンゴルに行った時に「モンゴルの神様に迎えてもらいましたね!」と言われて、へーっと思ったのですが、

そんなことを急に思い出しながら、今日のこのいいお天気やよく歩けている状況は、そうなのかもなぁと思いながら途中から歩いていました。

実は、南極に行ってから白い雪山と氷河や氷山に魅了されて以来、山が気になって仕方ありません。

いきなり雪山には行かれないからまずは山に行こうと思っていましたが、姉とラインで話していたら連れて行けるところはあるけど、本当に九州に来るならねという感じでラフに話していたのが行く2週前くらいのことでした。

で、結局、北海道から戻ってその週末には福岡に飛び、博多駅で2分で特急ソニックに飛び乗って、姉に駅で拾ってもらって、そのまま大分の山に向かいながら車の中で、今日明日どうしたいかの話をし、

最終的に宝華院温泉山荘に電話をして宿が取れたので、14時ごろにのぼり出し宿へ。明日は好きなだけ、かなり自由度高く山に登れるよと説明を受けたのは、初日の夜のことでした。

姉との旅は、彼女の仕事柄、事前に予定を立ててもドタキャンが多いので、いつもギリギリ、間際での決断で動きます。私も仕事柄、ギリギリの決断でも動ける方ですが、今回は今まで以上に本当にギリギリでした。

というわけで、ふたりで動くときは、かなりノマド的な、行き当たりばったりですが、それでも結構いい旅ができます。こんなことをしたのは3年ぶりですが。そんな姉妹旅もとっても楽しかったです。

そして、冬の山に入れたのもとてもいい経験でした。山荘が寒すぎて、朝方に顔が寒くて起きて、バラクラバも付けて毛布を顔にも上半身にもかけてねればよかったと真剣に思いました。

テント泊をしていた方がいましたが、私なら温泉に入った直後に仮に眠れたとしても、寒くてすぐ起きそうだし、死ぬかもなぁと思いました。そのくらい朝には体が冷え切って、顔が冷たくなってもう眠れないと起き、ストーブの前で上半身は解凍しましたが下半身は全く温まらず、足の指先に至っては16時ぐらいまで冷たいままで、こんなに歩いているのにどうして? と思いながら歩いていましたが、血の巡りが悪いせいですね。

私は、冬の山は初めてで、チェーンアイゼンつけて長距離歩くのは初めてでしたが、岩と雪のところもそれほど気にならず、むしろ滑らないのでザクザク行けるしで、別人のように歩けました。

汗をかかないようにウエアの着脱を頻繁にしていましたが、姉より2枚くらい多い感じで、動いているのにずっと寒くて、両手にマグマのカイロを入れていても、指先はいつまでも冷たいので、5本指でなくてミトンタイプのグローブの方が良いのかもと考えていました。

それでも稜線でそれほどひどい風には吹かれず、上で寒すぎるという状況にはならず、最後の最後の下り道で、去年骨折した右膝が踏ん張れなくなってきててマズイやばいと思いはしましたが、無事下山できました。

ガイド役の姉は12年前に山を始め教室に通い、この山域には何かあると夜に高速飛ばして朝から登っているのでいかようにでもできるからと言われ、一緒に白馬三山や飯豊山などは登って私の足がどの程度だかはよくわかっているので、そして気兼ねなくなんでも言える仲なので、信頼できるし、質問もしやすいので、そして食事の面で気遣ってもらい、本当に楽しい時間を過ごすことができました。

姉もいつも一人だから久々に人と一緒で楽しい山行で、そして自分の初めての雪山と同じスケジュールで感慨深かったと聞きました。

今回、5座も登るという、ピークを目指すことを全然目的にしていない自分にしては珍しく、練習練習と思って、まだ大丈夫、まだ行けそうと、最初の難所の白口岳を登り切ったら、気が楽になって、次々に登って行ったという感じで一日楽しく登っておりてで過ごしました。今回、私は岩っぽいところで、テンポよく上がれると気持ちがいいとわかりました。

普段、常にもっている望遠カメラや双眼鏡がないので荷物は軽いし、足元を気をつけて、ちょっと先を見て歩き、自分のことだけを主に考えて、時々景色を楽しむというのは、何かをすごく探すことをしていないのもあって、とてもリラックスして歩けました。

誰か、身を預けられる人、信頼できる人がいるならば、普段しないことにトライしてみるのはいいなと思いました。

今回「本当に週末に来る?」と姉から電話があった時は、全然元気がなくて、姉も絶対来ないと思ったと言ってましたが、

「でも今逃したら、次いつ行けるかわからないし、どうしても行きたい。」と思ったら、1日で元気になったし、ぐずぐず考えていて普段なら行かないことを選択しただろうと思うのですが、思い切って行ってきてよかったなぁと。

久住の山であった人たちは元気そうな人が多く、フレンドリーに話しかけてくるし、山の上なので、私にとって普段と違う異世界で、とても楽しかったです。

自然の旅って、誰かそうやって連れて行ってくれる人がいると、ぴゅっと行けるんだよなと、私も連れて行ってもらって感じました。

私は山には連れて行けないけど、生きものがいる世界には連れて行けるので、その気になったら声かけてくださいねー。

今日は、久々の山、初の冬の山が、思い切って行ってみたらとっても楽しかったよと伝えたくて書きました。御池の氷の上でちょっと寝てみた。わかりやすく冷たかった。ここで、親が大きなソリに子供を乗せて何周もぐるぐるひっぱって走っていてそれに一番驚きました。山にくる親御さんたちってすごすぎ。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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