マダガスカルはアフリカ大陸の右下にある島国。英語では、8番目の大陸とよく表現され、独特な動植物の宝庫の島。生き物好きなら、ひどい目に遭っても、しばらくするとまた行きたくなるような、牽引力の強い場所だと思う。
その島の、西部のある限られた場所にいる鳥、それがオナガジブッポウソウ。
体より長い尾の長さを入れて体長50センチくらいのわりに大きく見やすい。
そして何といっても、水色の羽をもつ。下側の尾羽と肩の羽がスカイブルーだ。何だかわからないが、この鳥に妙に魅かれる。
いままでに3回、出会っているが、毎回あっという間にその時間は過ぎてしまった。
大好きな人に遠く離れた場所まで会いに行き、でもちょっとの時間しか会えない、そんな感じだ。
自然の生き物なので、会いに行っても、必ず会えるわけでない。それでも、会いたい。でも、だからこそ、会えた時の嬉しさがひときわなのかもしれない。特別だ。
恋は盲目とは言わないが、前回この鳥が出てきた時、興奮して足にとげが刺さった。足が攣ったのかと思ったほど急激な痛みだったが、そのまま見続けた。撮影し続けた。そのあと大変になることもその時は知らずに。
パソコンのデスクトップの写真もいまはこの鳥。
私にとって幸せの青い鳥。大好き。
とげが刺さって大変だったときの話はこちら。