ボルネオ自然の旅 ウンピョウを探す旅NO.4 鉄砲水とカエルとヘビ

この日は昆虫からスタート。バイオリンムシみたいなカマキリとベッコウバチをメンバーから教えてもらう。私の昆虫を見つける能力は低い。興味が薄いものは目に飛び込んでこないのだが、もっと好きになれたらいいなぁと、長いこと思ってはいる。

毎日雨がたくさん降るから、カエルの鳴き声はドライブ中よく聴こえてきたけど、この日はついにドライブ中にカエルを見つけるほどわかりやすく出てきた。そしてカエルを狙うヘビも活動し始めたようで、雨ーカエルーヘビのつながりを実感した。雨さまさまでもある。

バイオリンムシみたいな部分のあるカマキリ

ベッコウバチの仲間
ベンガルヤマネコ トゲは痛くないのだろうか? 様々な生きものがいるのを見たがよく利用されているところが興味深い
パームシベット

iPhoneで撮るとこの距離

 

ナンヨウオオクイナ 初めてお目にかかりました
目も脚も赤い 細い葉先で丸見えだけど、蛇対応でそこにいるのかしら?
ムジサイチョウ 8羽が同じ木に寝ていました
ムジサイチョウが寝ていた木
朝5時半すぎ、夜明けの鳥の鳴き声がすごい
この日は朝焼けが美しい
ガスってる感じと共に光が朝の光が美しかった。当たり前だが、毎日違う
カンムリワシ 日が登ってしまうと生き物はあまりでないので、カンムリワシでも何もいないよりは嬉しい

ヤモリ ロッジのライトについてた これはこれで美しい アニエス・ベーのマークが許されるなら、爬虫類はもっと好かれてもいい気がする
昼食後、食堂でいつものようにメンバーと話をしていたら、突然ゴーッという音と共に鉄砲水がおしよせた。上流から波のような勢いで流れてきて、あっという間に水嵩が増したロッジの裏の川。鉄砲水の怖さを初めて目の当たりにする。これでカワウソと、カワセミ類のチャンスが激減するねと話したし、カワウソの姿を見かけることはなかった。
来た時から咲いていたが、撮りそびれていたラン 植栽でも元気いっぱい
午後のドライブは遠くに出かけてオランウータンを狙ってみるがはずす。オランウータンコーナーという真新しい看板があった。前回、オスのフランジが大きい雄と出会えたのは、ラッキーなだけだった。残念ながら今回はオランウータンとの出会いは無し

この日は、雨がまだ落ちる中、午後のドライブに出発したが、2メートル近いヘビに出会った。雨が降るからカメラを着ている雨具の中にしまっていてすぐに出せず、蛇が道路横断中に私たちの車が通りかかった訳だが、あっという間に森の中に入ってしまい、チャックがすぐに下がらず、カメラをすぐに取り出すことができなかった。カメラは多少濡れても壊れないから、やっぱりいつも出しておかないとダメと改めて思う、大失敗。でも、珍しい蛇でなかったので、ガイドからヘビの名前(White belled rat snake)を後から教えてもらえたので帰国後、図鑑でも確認できてよかった。

コアエリアは原生林だと説明されるけども、それほど森の密度の濃さを感じない。道沿いの森だから状況が悪いのか、道を作ったことによる変化なのか、いつも後で森のことを確認しようと思うが、ドライブ中は悪路でガイドに質問するのは無理で、車を降りてしまうと忘れてしまい、未だに質問できていない
カザリオウチュウ 尾羽の飾り羽が2本ともそろっていて、よくわかるほど見せてくれた個体
近くに来てくれ、しばらく滞在。とても優しい子でした
そろそろ夜の時間に変わり始める頃
コシアカキジ ゆっくり道路を歩いている個体に、短時間に3回出会いました
あまり気にせず、道路をそのまま歩いていく個体
この後、森に入って行きました
ズグロチャイロチメドリ まだ外は明るいのに、すでに寝ていました。起こしてごめんなさい

コガマグチヨタカ(Blyth’s Frogmouth)メンバーのリクエストがあった鳥 比較的低い木に止まっていてくれてよかった

 

くちばしが、がま口風なのだが一枚目の写真の方がわかりやすい。頭のアホ毛みたいな羽が特徴的。好きな人、見たいという人が多い鳥
File-eared tree frog 道路近くの低い枝についていた
どうしても前からも見たくて、車から降ろさせてもらい撮影 足の黒い線がかっこいい
緑色のカエル 別の種類だけど、図鑑を見ても同定できず
一枚前と同じカエル
テイオウゼミの仲間 細く尖った産卵管が見えたから雌と
ツバメガ 大きくかなり目立つ
File-eared tree frog 食堂そばの池にもいました
近くで簡単によく見えるのは便利だけど、やっぱり野外で出会うのが嬉しい
蛾との距離を慎重に縮めるヤモリ

最後の写真は、ヤモリが今まさに蛾を襲おうとしている食堂の天井の光景。でもこれは成功せず。食堂にはヤモリがたくさんいて、ライトのついた看板の裏にも小さいのから大きいのまで多数いたけど、ライトで照らすと逃げるし、狭いところにいるから見えにくい。大きなヤモリを探していたけど、結局みつからなかった。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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