白馬の森に出た野生のキノコを探して取ってきたものを調理した贅沢なキノコ料理をいただきました。
香りのいいキノコで、香茸(こうたけ)。
松茸のような希少種だそう。
私たちが来る前に、森であったからと、天然キノコは出ない時は無いので、食べられるかどうかは、神のみぞ知る。
どんなキノコ?
キノコの傘の上に、鬼のようなツノみたいなひだが多数出ています。
そして、キノコの傘の裏側に、ハリ状の突起がいっぱいです。
軸が巻き込んでいるようになっていて中心が空洞です。
見た目が黒いです。
アクも多いようで、煮こぼすと黒い汁がたくさん出ると聞きました。
これだけ聞くと美味しくないように一見感じますが、大変美味かっ たですよ。
焼いて醤油をたらしたもの、そして香茸だけの炊き込みご飯をいただきました。
そして翌日、ムキタケ単体のキノコ甘煮。
ムキタケは、軸のないキノコ。
サルノコシカケみたいに、木に直接つくそうです。
食べる前に観察してたら、キノコの形態が気になってきました。
これも美味しかった。
そして、どっちも食感が、初めて。
森に探しに行かないと、取れないキノコ。
そして毎年出るわけでなく。
取ったら、下処理して、塩漬けして保存したりとたいへん。
一度経験があり、新聞紙広げての下処理は大変でした。
ゴミを丁寧に落としていく。
下ゆでする。
私は、その後、食べてしまいましたが。
自然の恵みを頂くのは、手がかかる。
だから、美味しい。
ホンシメジのクリームシチューも美味しかった。
普通のキノコはダシが出ないそう。
でもホンシメジは、美味しいダシが出るからと。
料理は、奥が深いなぁ、凄いなぁと思う。
天然自然食材での料理。
ステキすぎる、尊敬ものです。
どこでも美味しく、生きていけるような人に自分はなりたいので、憧れます。
八方尾根、栂池自然園の紅葉と景色も素敵だったけど、美味しいキノコ料理が最高でした。
そして、デザートにオオタチツボスミレの砂糖漬けが飾られていて、細やかなお気遣いに、そしてそれを作るのが大変な話を聞き、かつ私に出したかったとのお心遣いに感謝です。
勉強になりました。
また、来ます白馬。
今回美味しいキノコ料理をいただいたお宿は、ぺんしょんぼくんち!
オーナーの藤井さんは、白馬でいちばん植物に、花に詳しいといっても過言ではない方です。
そして、美味しいものが大好きな方。
どうやったら美味しく作れるか、どれが美味しいかを極めるタイプ。
というわけで、藤井さんとの植物の旅は、美味しい旅でもあります。