昨日、恵方巻きを家族で初めて食べた。
自分の子供の頃は、そんな習慣はなかった。
豆まき位だ。
娘が保育園の時に恵方巻きのことを知った。
食べ方のルール、方角が毎年変わる、黙って食べる、長いまま食べることなど、全部娘から教わった。
その時期、いつも日本に居なかった。
タンザニアにいた。
それで、帰ってから話だけ聞いていた。
楽しそうだなぁと。
ちょっと羨ましかった。
恵方巻きの予約チラシなどを見かけては、胸がチクリとしていた。
夫いわく、君がいない間(娘が)寂しくなっちゃう時があるから、なるべく楽しく過ごすようにしてるよと、あるとき聞かされた。
そうだよね、ありがとう。
今年は、2日に帰国。
夜になって「恵方巻き買ってきてよ。」と娘が夫に言っていた。
夫は夜にテニスに行き、その後スーパーによく行く。
娘も私もすでに夕食は食べていたけど、
恵方巻き、節分の豆、そしてシュークリームを一緒に食べた。
食べにくいと切って先に食べていた夫に、
「これじゃ恵方巻きじゃないよー。」と娘。
と言いながらも、3人で楽しく食べた。
こんなことが、なんだかとてもいい。
ささやかな幸せ。
恵方巻きが大量にゴミとして廃棄されるロス問題のFacebook投稿を見て、
学生時代、コンビニバイトが長かったので、よく理解できるが、
日本に恵方巻きがなくなる前に、3人で食べられてよかった。
なんてことを思った節分の日の深夜でした。