アフリカに行くことは、一般的にハードルが高いとは思いますが、ハードルが高い理由を一つずつでもクリアにして、いつか行きたいと思っている方に本当に行ってもらい、あの雄大な自然の中でくらす動物たちのリアルな姿をみてもらえるお手伝いができたらなぁと思っています。
予防接種のこと、よく聞かれます。そして、間違った認識の方が多いので、真実をお伝えします。
アフリカに行くのに予防接種は必ず必要ではありません。予防接種が必要かどうかは、その渡航先の国が決めているので、かならず確認が必要です。少なくとも2017年3月現在、タンザニアに中東のカタールという国経由で行く場合、何も予防接種は義務付けられていません。
アフリカは黄熱病の予防接種が必要じゃない?と思う方もいらっしゃると思いますが、アフリカのすべての国がそういうわけではありません。
確認方法は、このサイト、FORTH 厚生労働省検疫所、で調べてください。
アフリカへ日本からの直行便は飛んでいないので、予防接種が必要かどうかは、渡航先(アフリカ)の国と、途中の経由する国の2カ国を確認してください。
そして、予防接種のルールは、変更になることがあるので、個人で行く場合ならば、必ず飛行機の予約を取ったらすぐ確認するぐらいの方が安全です。
万が一、黄熱病の予防接種が必要な場合は、接種は予約制で、どこの病院でも受けられるものでなく、混んでいると断られる可能性があり、接種が渡航に間に合わないと、出発できない危険性があるので注意が必要です。
そして、たとえ予約が出発前に間に合ったとしても、あまりぎりぎりだとちょっと危険性があります。
黄熱病の予防接種は「生ワクチン」といって、黄熱病の病原性を弱めた黄熱ウイルスを使ったワクチンを体に入れることになるので、具合が悪くなる場合があります。実は、自分も具合が悪くなりました。他にも数人そういう方がいらっしゃいましたので、やはりそういう可能性も他の予防接種より高いようです。
特殊な持病がある方は、かかりつけの医師にあらかじめ相談するのが無難でしょう。かつて、飲まれている薬の関係で接種できないという方がいらっしゃいました。
どちらにせよ、もし、予防接種が必要な場合は、それなりに時間と手間が必要なので、それだけは覚えておくといいでしょう。
でも、もう一度いいますが、2017年3月現在、タンザニアにドーハを経由していく場合、黄熱病ほか、予防接種は義務付けられていませんので、安心してくださいね。