はじめに
海外旅行する際に、
事前に「渡航の許可」を得る作業が必要な国があります。
渡航の許可と言うとものものしいですが、
これが、ビザ、査証と言われているもので、
最近は、電子ビザと呼ばれる、
ネットでの申請取得可能な国が増えてきました。
電子ビザ申請の一番注意する点
ずばり、
GOVERNMENT OF CANADA(カナダ政府)
の正しい電子ビザ申請のサイトに行くことです。
各社、それに似せた自社サイトを作っていて、
正式なカナダ政府のサイトではないサイトから、
申請を誘導し、手数料を取得するという
ビジネスモデルがあります。
理解して代行業者に頼んでいるのならいいのですが、
そうでない人が多いでしょう。
自分で申請しようと思っている人はここが一番大事なポイントです。
カナダは日本語版がない
2019年6月現在、
英語またはフランス語でしか、
カナダの電子ビザeTAは申請が出来ません。
日本語で記入できるサイトは、
ビザ代行会社のサイトです。
海外の英語版の代行会社のサイトあるので、
それも要注意です。
申請前なら日本語で質問内容は確認可能
申請の前段階で、
日本語で申請方法や、
申請の際の質問内容、説明を読むことができます。
しかし、
申請する際は、
質問は、英語かフランス語のみです。
心配な方はサイトの日本語の説明を見ながら申請するか、
先に印刷するといいでしょう。
アメリカの電子ビザESTA(エスタ)は日本語で質問が読めますが、
この点、カナダは親切でありません。
ビザ申請で必ず聞かれるような質問が並び、
特に難しいことは聞かれませんが、
語学が得意でなければ面倒なのは間違いありません。
いくらか?
カナダの電子ビザは7カナダドル。
他国と比べても、かなり安い査証代です。
例えば、アメリカの電子ビザ14アメリカドル。
これを代行申請のサイトで知らずに依頼すると
代行手数料も合わせて請求されますので、
ビザ代の金額から大きく違って請求されるようなら、
申請したサイトが、国の正式なサイトでないという事がわかります。
カナダは2016年から導入
つい最近まで、
カナダは、パスポートがあれば、
入国できる国でしたが、
電子ビザが導入され、面倒になりました。
安全管理という意味では、仕方ありませんが。
正式には、2016年3月15日からの導入で、
同年の秋までは無くても渡航できる
移行期間がありましたが、
現在は、必ず申請が必用です。
カナダへの短い海外旅行を決めたら、
旅行社に頼む、代行会社に頼む、自分で申請するのいずれかで、
電子ビザを必ず取得してから出発しましょう。
カナダに長期間過ごす、留学する、就労するなどの特殊なことをする方は、
ルールが異なりますので、
必ず別途、確認してご出発ください。
最後にここだけ
電子ビザは、
ネットで気軽に申請できますが、
あくまでも、国とのやり取りです。
虚偽の申請はNGですし、
パスポート番号の間違いは、
当日カナダへのフライトに搭乗できないことになりますので、
気合をいれて、
間違いなく申請しましょう。
国は変わりますが、
アメリカの電子ビザESTAの申請で
間違えて入力をしたために、
実際にアメリカ大使館に行かざるを得ない人たちが毎日たくさん来ていると
アメリカ大使館ビザ課のツイッターでもつぶやかれていました。
面倒なことになる前に、
しっかり間違えずに申請するのが得策です。