マダガスカル 生きもの観察の視点からみるとどんな国?

これまで自然観察のために訪れた国が40か国くらいになりますが、

生きものを観察・撮影する視点から、

他国と比べて、

私が感じたマダガスカルの素晴らしい点と大変な点についてお伝えします。

マダガスカルの素晴らしいこと3つ

1. 動植物ともに、マダガスカルにしかいない固有種が多く、初めてみるものに心躍る。

2. さまざまな種類の生き物、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫、なんでもいるし見やすい、撮影も比較的しやすい。

3. 国立公園、保護区のローカルガイドが超優秀!

その素晴らしさについて

なんと言っても、

マダガスカル島にしかいない生き物がたくさんいて、

他の国では見難い、ヘビやトカゲも目にする機会が圧倒的に多い。

カメレオンもたくさんいる。

ワオキツネザルなど多数の原猿にも

適切に目的地を選べば、出会えるチャンスも高く、

鳥も見たいと思う鳥にターゲットを絞って観察・撮影することがしやすい。

公園内、保護区内では、

それから併設のロッジ内等では、

いつでも動植物を観察する機会に恵まれる。

そして、

その公園や保護区の

ガイドたちが、

超優秀。

ピンポイントでよくわかっている。

やや、見せようとするあまりやりすぎな気がする時があるが、

他の国の、公園のルール上、同行せざるをえなくて

知識もない運まかせの怒りを覚えるようなひどいローカルガイドに

出会ったことはあるが、

そんなひどいガイドはいないのが、

マダガスカルのいいところ。

ただ、もちろんいいガイドの情報も必要。

行き当たりばったりの場合は、

そうとは限らない。

世界最貧国の一つにも入る国なので、

ガイドをしてもらえるチップは、

ギャンブル性が高く、

彼らのやる気も増すのだろうと思う。

だから、いいガイドをしてもらった時は、

チップははずもう!

マダガスカルで大変なところ3つ

1. 電気、ガス、水道、道路、交通網などのインフラが整っていない。

2. 予想外のトラブルが発生する。

3. マダガスカルに行くのが大変。

大変なことについて

インフラが整っていないので、

泊まる宿等でのトラブルも多々ある。

基本、電気、ガス、水道、どれもある宿に泊まるけれども、

停電したり、

お湯が時間制限で、かつ出なかったり、

道路も、不安定で、

大穴のあいた舗装路の穴を避けて走ったり、

毎年の雨季の度に変わる道はかなり荒れていて時に通れない。

4輪駆動車の性能が本当に必要な国だと思う。

航空機も、予定通り運行されないことも多く、

予約もあってないようなこともあり、

天候不順で欠航が続いた後の予約を持っていても、

チェックイン早い者勝ちルールで横取りされそうになったり、

貨物の重量が重いと、

預け荷物を載せてもらえないことなど、

およそ世界の一般ルールがあってないようなものなので、

旅がしにくい。

観察地への移動ひとつとっても大変な国。

そして、

以前、

マダガスカル航空がタイのバンコクとマダガスカルの首都アンタナナリボを結んでいた時は、

最も行きやすいアフリカエリアの国だったけども、

それがなくなってからは、

エチオピア航空で、

成田 → 仁川(インチョン)→ アディスアベバ → アンタナナリボ、

と3回飛行機を乗り継ぐか、

マレーシア航空とモーリシャス航空で、

成田 → シンガポール → クアラルンプール → モーリシャス → アンタナナリボ、

と4回乗り継いで行くかと、

行くのにも大変な国になってしまった。

コロナ後は、

どう繋がるかは全く予想もつかないけれど。

まぁ、いろいろ想像しないトラブルの起こる国。

観察・撮影は本当に楽しいけど、

体力があって、気持ちも強くないと

いるだけで疲れてしまう国。

好き嫌いが分かれる国。

万人向きな国ではないけれど

かなりワイルドで、

旅慣れた旅行者向きの国。

旅慣れていても好きにならない人もいる。

または、何があっても受け入れられる、

トラブルをアドベンチャーとして楽しめる人向き。

個人で無計画に行って

簡単に、

生きもの観察・撮影が楽しめるようなところでは無いし、

旅を安全に続けるには緊張感を保つ必要のある国だし、

田舎へ行けば行くほど、いろいろ大変になるし、

フランス語圏で、

英語が通じにくいのもあって、

総じて旅をするのが大変な場所ではあるけれども、

それらを天秤にかけても、

私は、行くだけの価値はあるところだと思っている。

生きもの、動植物は魅力的。

環境破壊がどんどん進み、

国立公園や保護区が駆け込み寺的存在で

生きものたちは、

いっけん守られれているかのように見えるけども、

かなり危機的状況なのは、以前から変わらない。

だからこそ、

1日でも早く、

訪れることをおすすめしたい国。

行く際には、スケジュールに余裕をもって必ず行くことをおすすめする。

この記事を書いた人

橋場みき子

橋場みき子

1年に地球5周くらいを移動して、世界の自然を楽しむ旅をご案内しています。動植物観察専門の特殊旅行会社で22年勤務、フリーになってはや3年。

3人家族で、心身ともに健康に、この変わった仕事ができることを目指して、試行錯誤中。

世界の自然の素晴らしさ、生き物の美しさを伝えたい、動物大好きな1972年生まれの女性です。

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