数日前の記事を読んで、「キリンに会いに行きたくなった。」と言われました。
とてもうれしい気持ちになりました。
そこで、キリン話ををご紹介します。
ンゴロンゴロ自然保護区とセレンゲティイ国立公園は、境界線はありますが隣接しています。そこを移動中に、キリンの大群に遭遇しました。
かなり大きいもの44頭が突如目の前に現れ、道路を渡ろうとしていました。サファリは点と点が合った動物にあえるしくみというと変かもしれませんが、ある意味運任せです。確率を上げる努力はしていますが。
ちょど、道路を渡るタイミングに私たちのサファリカーが遭遇したのです。
キリンが渡り終えるまで、待っていました。いえ、待つしかないのです。向こうも、焦って、走って道路を渡り切りました。
走ると結構はやいです。そんなに速く走れるんだと、初めて見た時は感心しました。
水を飲んでいる、アカシアを食べている、などでない時にキリンに遭遇すると大抵、足早に逃げます。食べているときは、食べている方が大事なようで、ありがたいことに、キリン以外の多くの動物もその姿をよく見せてくれます。
というか、逃げたいけど、「でも食べたいのよ今!わたしは~!」と聞こえてくるような気がします。
切羽詰まっています。
この44頭との遭遇の際は、この道30年のガイドが、初めてだと、数を数えていました。私も数えていて、同じ数字になったので、二人で確認もとれ、笑い合いました。
通常、キリンは、家族単位(4~5頭)で暮らすのが一般的だそうですが、水が不足する乾季は、水を求めて大移動をするのに安全な大群を作るそうです。複数の家族が一つのグループを形成しているということですね。
それにしても、ラッキーな遭遇でした。
あまりに近すぎて、コンパクトデジカメでしか撮れないような状況でした。
★道路を渡り切って、落ち着いたマサイキリンの群れ