南極に行こうとして気づいたこと5 総集編 

あっという間に南極に行く旅の出発日を迎えました!

という理由で、まだまだ書きたいことはあったけど、まとめて2つ書きます。

南極に行くことになって、本を読んでいたら、クジラが南極エリアに想像を絶するくらいいたということを初めて知りました。

数字でいうと、本当に怖いのですが1904年から1966年の間に、サウスジョージア島で記録に残っているだけでも、

17万5000頭の鯨が捕獲され、1日平均にしたら、7.6頭。

脂をとるための捕鯨ですが、クジラだけの油だと質が悪いということで、アザラシの脂も混ぜるために合わせて捕獲され、

こちらも記録に残っている数値で5万頭近いアザラシが捕獲されています。

イギリスとアメリカの船が獲ったということで、捕鯨問題についてもその事実を知った書籍には書かれていましたが、

初めて数字として知ったので、私的には、そんなにもいたのか!という方が驚きで、

海にクジラがたくさんいる様子を妄想しました。

巨大な鯨の『白鯨』の話は、あくまでお話の世界と思っていましたが、

そんなにたくさんいた昔には本当に巨大なクジラがいたのかもなぁと初めて思いました。

また、鯨がたくさん捕獲され、鯨が食べるオキアミが減ったので、その分アザラシの頭数が増えたという記載も読み、

どれだけ人類はクジラを殺したのか? という疑問を持ちました。

今は、オキアミの漁獲量が増えた年はペンギンの雛の育ちが悪いという報告を読み、

クジラを獲るのは制限されているものの、オキアミは自由に獲られている現状を知り、結局あまり変わってない気がしました。

南極半島近くのサウスオークニー諸島では、かつてアザラシがほぼ絶滅したということも知り、

絶滅まで捕るというのはどんなふうに考えてのことなんだろう、何にも考えてないとは思いたくないけど、

やっぱりそうなんだろうか? 無知の知なのか、凄すぎる。

そして、2個目のトピック。

南極エリアに旅して8種のペンギンに出会えるチャンスがありますが、

南極半島、南極大陸よりも、フォークランド諸島、サウスジョージア島の方が、多数のペンギンを見ることはできる。

30万つがい(ペア)とか、途方もない数値の繁殖地がある。

海岸から山肌までずっとキングペンギンがいると書籍に書いてあって、写真で見ると点々とペンギンが映っているけども

それは実際に目の当たりにしたどんな感じなんだろう?と思う。

だから、南極に行くというと、本当に南極半島にしか行かない短いクルーズの方が普通だけど、

ペンギンが見たいとか、生き物が見たいのなら、絶対にフォークランド諸島やサウスジョージア島に行く長期クルーズを選ばないとダメです。

単純に言ったら、

ペンギンがたくさんいるのは、南極ではないってことです。

南極大陸の奥地には、コウテイペンギンはいるけど、そこまで行くツアーはごくわずかです。

出会いたい生き物がいるのなら、確認してから決めましょう。

南極に行こうとして気づいたこと1〜4のリンク貼りますので、まだの方、興味あったら見てください。

南極に行こうとして気づいたこと1 海外渡航は思い切りが必須

南極に行こうとして気づいたこと2 南極半島とサウスジョージア島

南極に行こうとして気づいたこと3 ドレーク海峡が荒れる理由

南極に行こうとして気づいたこと4 南極はだれでもいける場所

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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