展示の紹介
日本人画家が描いた日本の植物、ボタニカルアートの植物画作品展が、英国キュー王立植物園で2016年9月~2017年3月まで開催されていました。
そのイギリスで展示されていた作品の中から選ばれて、日本に帰ってきて展示されている作品展がただいま、上野の科博で開催中です。
植物と私
特殊な植物を見にいく仕事を通して、植物画を描く方に出会い、そして、植物画を見る機会がたくさんでき、植物画が好きになった。
目の前の絵の植物が、一緒に見に行った植物だったりすると、なんだかうれしくなるし、その時の空気や景色を思い出すこともある。
実は、植物はなじむ様になるのに、いちばん時間がかかったし、苦労した。
仕事で覚えることに必死で、嫌だ!と言えなくて、途中、泣きたくなることもあった。
でも、周りには一流の先生や、写真家の方と接する時間が、役得でたくさんあって、
直接、さまざまな植物に関する話を聞いて、フィールドでたくさんの植物を観察していたら、
好きになるのは時間の問題だった。
英才教育をうけていた。
いま思うとありがたい。感謝しかない。
植物名は呪文だったけど。
いまは、ちょっと距離が離れて、自由に見ていられる。
植物の名前はもうだいぶ出てこなくなったけど、まぁいいかと。
植物に興味がもてるようになってから、世界が各段に広がりました。
世界のいろいろなところに行くのに、植物を見る目、楽しめる目があると、2倍楽しめます。
実は忘れてたこの展示を思い出したのは、、、
科博に行く!という記憶と予定はあったけど、なぜ行きたいのかを忘れていた。
つい先日、ランチを食べ、その隣にその食事処と同じ経営のお店があった。
ニールズヤードNEAL’S YARDの本店だ。
で、そこで写真のリーフレットがおいてあって、思い出した。
行きたかったのはこれだったと。
会期が長いと忘れてしまう。
危なかった。
もう一つ、植物画の展示がKITTEでも
そしたら、東京駅前のKITTE、インターメディアテクでも特別展示をしている案内をみつけた。
これも同じく12/3まで。
「植物画の黄金時代 英国キュー王立植物園の精華から」というタイトルだ。
あぁ~、見にいこう。
11/10(金)の18:00~19:30には、
大場秀章先生の講演「植物画の発展とキュー」まである。
あ~、既にほぼ同じ時刻に予定が入っていて、行かれない。
大場先生は植物分類学のすごい先生です。
東京大学総合研究博物館名誉教授です。
でも、大変優しく、きさくな方で、いつもニコニコされている優しい雰囲気が印象的な方です。
お時間ある方、ぜひ聞きに行ってみてください。
事前予約不要ですし、無料です。
先生の声は、眠くなってしまうくらい、優しい声で、ちょっと難しい話になるかもしれませんが、植物お好きな方なら楽しいはずです。
先生のお話は、またの機会に、望みをかけよう。