三畳紀(さんじょうき)後期 ポーランド 恐竜以外で最大級?の大型草食動物の化石が見つかる

新しい大型草食動物らしい化石が発見

「ポーランド、三畳紀後期の地層から大型草食動物の化石がみつかったと、

研究者らが11月22日付で米科学誌サイエンスに電子版に発表しました。

体の長さは4.5m越、高さ2.6m、体重9トンと推定され、現在のアフリカゾウ並みのサイズ。

恐竜以外の陸上四足動物では、当時最大級だった可能性があるという。」

と日経新聞の2018年11月26日に記載されました。

この新聞記事、切り取っておいたのですが、

真剣に読んでみようという気に突然なりました。

新聞には、

化石に基づく想像図があるのですが、

大型のサイの雰囲気。

小学館の図鑑NEOの『大むかしの生物』の三畳紀の哺乳類の頁をみていたら、

「プラケリアス」というのに想像図が似ていたので、

ググったら、それがまさにディキノドン類で、

新しく見つかった化石は、ディキノドン類の一種とのこと。

ディキノドン類は哺乳類の祖先に近く、

大きな牙を使って、植物の根や地下茎を掘り出して食べていました。

三畳紀ってそもそも、いつ?

古生代、中生代、新生代のうちの、

中間にあたる中生代、

中生代の初期が三畳紀です。

中生代は、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀と続きます。

恐竜全盛期のジュラ紀、白亜紀の前の時代が三畳紀です。

三畳紀の地球上の陸地は、

超大陸パンゲアがまだが存在していた時期。

末期になると、陸地が少しずつ分かれ始めました。

三畳紀のポーランドは?

次に『世界の恐竜MAP』(絵本)を出してポーランドの頁を読みます。

その前にポーランドの位置確認。

ドイツの右隣り。

上から、エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国のリトアニアとも接している国。

「ポーランドも超大陸パンゲアの一部でした。

超大陸パンゲアの内陸部は広大な砂漠が広がる荒野でしたが、

ポーランドは海に近く、豊かな森林地帯でした。

南部からは、ワニや恐竜の祖先にあたる仲間の化石がみつかっています。」

ポーランドも、恐竜の化石調査にモンゴルに来ていました。

古生物がたくさん出ているので、

研究調査も活発なのでしょう。

今回の新しい化石は、

ポーランドのどこから出ているかの記載がないのでわかりませんが知りたいものです。

話が飛びますが、

ポーランドの頁をみていたら、

埼玉県立自然の博物館で昨年知った、

埼玉でも化石が見つかっている、

巨大ザメ、カルカロドン・メガロドンが、

ポーランドでも出ていることい気づきました。

新聞に記載のほかの情報

「三畳紀のディキノドン類化石は、

アフリカやアジア、南北の米大陸で多数見つかっているが、

欧州での発見例は少なかった。」

「大型化したのは肉食獣から身を守るためか、

餌を多く食べて体力を保持するためだったと考えられる。」

「全身骨格の大半がそろっており、

前脚がハ虫類の様に体の横に張り出さず、

真下に伸びているのが特徴。

歩きやすく、関節の負担が少ないという。」

化石の研究は時間がかかると、

先日知りましたが、

この化石が形成されて、

立体で見られるようになることを気長に待ちたいと思います。

本日の学び

新聞記事を題材に、

本やネットで調べながら、

読み進めたら、

地質時代や普段見慣れない大むかしの動物の名前にも興味が持てました。

本を読んでいるだけだと眠くなってしまい進まないこの分野、

調べもの学習をしながら、学ぶと楽しいと気づきました。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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