来年、またタンザニアへご案内する予定がありますが、出発前に伝えたいこと、頭の中で渋滞していることをトピックで全て書き出してみました。
1.行く場所にどんな動物がいるのか知っておこう
動物園にいる動物がたくさんいますが、他にも知っていれば自分で見つけることができます。およそ40種ぐらいの哺乳類を現地7泊位して毎回観察しています。
ブログで一部紹介しました→ タンザニア ンゴロンゴロ保全地区で観察・撮影できた哺乳類 2007年〜2020年
2.どんな鳥がいるのか知っておこう
タンザニアには約1,000種の鳥がいて、1週間のサファリをして真面目に観察すれば平均200種位に出会えます。
鳥を紹介しました1つ目→タンザニア ンゴロンゴロ保全地区で観察・撮影できた哺乳類 2007年〜2020年
鳥を紹介しました2つ目→タンザニア アルーシャ国立公園で観察・撮影できた鳥 2007年〜2020年
参考になるブログ書きました→ Merlin Bird ID 無料アプリ 世界の鳥図鑑がスマホに
3.観察地の国立公園や保護区が、どんな環境なのかを知っておこう
環境の違いがわかると、生き物の違いも見えてきます。
ブログ書きました→ タンザニア北部のサファリ おすすめ5カ所の国立公園の特徴と選びかた
4.大地溝帯(だいちこうたい)って何かを知っておこう
地質学のことに興味がなくても、現地で見たら気になります。Wikipediaで読んでおくだけでも違います。
現地で見た時に「ここが大地溝帯の断層面です」と言われても、スケールが大きすぎて、全く知らないと「なんのこと?」となりがち。サファリカーで移動中は、細かい説明は聞こえにくい状況です。
ブログ書きました⇨ アフリカの大地溝帯とは 北部タンザニアのサファリで見られる景色
5.人類の進化の歴史を知っておこう
人類発祥の地の一つを通るので、知っていれば現地に行った時の感動が大きい。
ブログ書きました→ オルドバイ渓谷(Oluduvai Gorge)人類史のスタート地点
6.地図を見て、距離感を感じておこう
アフリカの大地はとても広い。Googleマップでもいいし、手持ちの紙の地図でもいいし、空港から移動する公園の位置関係は頭に入れておくと、長時間移動の理由がわかるはず。また、ンゴロンゴロのゲートから先は未舗装路で、走る時間は余計にかかります。直近のお天気などにもよって、道は変化しています。
7.適切な双眼鏡を必ず持っていこう
生き物を観察するために必ず必要なものです。次、来るときは持ってきますという方が多いのは本当に多くていつも残念に思うことの一つ。
参考ブログはこちら→ 双眼鏡の選びかた
8.暑い時、寒い時、砂ぼこり、強い日差しに適応できる準備をしよう
赤道直下ですが、寒い場所もあります。日本と違い朝晩温度差が激しい環境なので、備えましょう。日焼け防止、虫対策のため速乾性の薄手の長袖・長ズボンがベストです。ンゴロンゴロの宿は外輪山の上にあり標高2,200m位に位置し、朝晩は暖炉に火が入る時もあるほど冷えます。砂埃対策は、長いスカーフ・布を巻く、アウトドア用のサンシェードを使う、アウトドア用の薄手のタオルを帽子とともに被って日差しを避けるなど、マスクは白くて悪目立ちするのと日焼けすると変なことになるのでおすすめしません。日焼け止め、リップクリーム、ハンドクリームなども忘れずに。
9.荷物はできるだけ小さくしよう
現地ではポーターもいて、部屋には荷物を運んでくれますが、空港内や自分で多少なりとも持ち運ぶ際は、小さくて軽いのが一番楽です。スーツケースが小さければ、サファリカーのへの積み込みも楽だし、手荷物が小さければ昼間、長時間過ごすサファリカーの中がスペースたっぷりに広く使えみんなハッピーです。
10.新しくカメラを買うならば、スマホで十分です
鳥や動物を撮るのは難しく簡単にはできません。初めてカメラを買うなら早急に購入して慣れてから出発してください。サファリ中に動物を撮るつもりなら300mm以上の望遠は最低限必要です。「超望遠コンデジ」という選択肢なら、荷物もそれほど重くならないし良いかもしれません。レンタルもあります。
現地に行く時は、紙の取扱説明書を持参するのおすすめします。現地、Wi-Fiが弱いのでネットで調べるとか出来ないと思ってください。